3月23日(土) 2024毎日杯(GⅢ) 3歳馬齢 1着賞金4100万円 阪神芝1800m 発走15:35




皐月賞トライアルが終わり、ある程度の勢力図が見えてきた3歳クラシック戦線。しかし、ひと昔前から毎日杯は皐月賞へ向けた東上最終便として知られ、ここで何とか賞金を加算させてクラシック戦線へ乗りたい馬も居るでしょう。近年はNHKマイルカップを目指す馬達の有力なステップ競走にもなっており、クラシック・マイル双方の路線へ向け、有力候補が登場するかも知れません。




◎2ルシフェル

○9サトノシュトラーセ

▲7ファーヴェント

△1ノーブルロジャー、3べラジオボンド、10ニュージーズ、6ナイトスラッガー




2ルシフェルは自身の重賞初制覇、牝馬として61年振りの毎日杯制覇が懸かる。2走前の萩ステークスは馬群の中団で折り合いを付け、直線で外に持ち出されると粘るビーグラッドを差し切って優勝。前走の阪神JFは後方からレースを進め流れは向いたが、8枠16番という枠順、直線で進路を無くす場面がありながらもラストは脚を伸ばし6着と健闘。今回は牡馬相手の重賞になるが、萩ステークスで牡馬を撃破、デビュー戦でもエコロヴァルツに僅差の2着と、抜けた馬が不在の今回のメンバーなら力は十分足りるだろう。極悪馬場になると不安はあるが、稍重の未勝利戦で強い競馬をしており、逆に更にパフォーマンスを上げてくる可能性はある。前走後にしっかり休養を取り、最終追いの動きからも状態は非常に良さそう。

9サトノシュトラーセは既に重賞3着の実績馬で、前走で自己条件を優勝。2走前の京都2歳ステークスでは前半59秒1と流れるペースを好位追走、直線は早めに先頭に立つ競馬、結果3着に敗れたが、上位2頭は自身より後ろに付けて流れが向いた形で、内容としては上々。前走のあすなろ賞は1勝クラスでもそれなりにメンバーが揃ったレースだったが、スローな流れを2〜3番手で追走、積極的に動いて行き、直線は激しい追い比べを制した。今回は改めての重賞になるが、既にに京都2歳ステークスで力は示しているし、力的にはメンバー上位。2000mからの距離短縮がどう出るかだが、外回りの広いコースは合っていそうだし、重馬場で勝っている事から馬場が渋り他が苦にするようならこの馬にとっては良いだろう。極端に速い上がりの決着にならなければ好勝負か。

7ファーヴェントは昨年の東京スポーツ杯2歳ステークスで0秒3差3着。出世レースである昨年11月の東京スポーツ杯2歳ステークスではテリオスルルが引っ張る流れもあり、しっかり折り合って好位インコースで脚を溜める形、直線は外に持ち出されて差を詰めるもラストは前2頭と同じような脚色になり3着。前走のきさらぎ賞は馬群で脚を溜める競馬だったが、直線でやや追い辛い場面になり6着と、着差から悲観する程ではなく勝ち馬も強かったが、素質を考えればもう少しやれた感じもあるレース。改めて仕切り直しの感もある今回だが、休み明け2戦目で今の時期から成長していればまだまだ見限りは早計か。渋った馬場は未知だが、血統からはこなせる下地はある。追い切りの動きは良いので、馬体が締まり、もう一段成長していればやれる。




馬券は2ルシフェル中心の馬単、三連複で買いたいですね。