3月24日(日) 2024マーチステークス(GⅢ) 4歳以上ハンデ 1着賞金3800万円 中山ダート1800m 発走15:30




ご存知、地方競馬を中心とした全日本的なダート競馬改革により、ダート三冠はもちろん、古馬路線も様々な時期・条件の変更が行われました。これによりJRAで実施されるダート重賞にも多少の影響はあると思いますが、特にJRA古馬ダート重賞に関しては大きな動きは無く、今回行われるマーチステークスの立ち位置としては変わらず、アンタレスステークス→平安ステークスと続き、上半期のダート中距離路線の頂点である帝王賞へ向けたステップ競走のひとつでしょうね。ハンデ戦だけに確たる馬は不在で難解な一戦ですが、地方競馬のダートグレード競走へ出走する為には賞金加算が非常に重要だけに、激戦になりそうなレースです。




◎12ブライアンセンス

○14ペイシャエス

▲2キタノリューオー

△4ウェルカムニュース、11キリンジ、1ヴァルツァーシャル、7ゴールドハイヤー、5ニューモニュメント




12ブライアンセンスは伸び盛りの4歳馬、初の重賞制覇を狙う。昨年はユニコーンステークスに出走し3着と素質の高さは早くから見せていたが、自己条件を勝ち上がり、より地力を増して来た。2走前の花園ステークスは大外枠から上手く馬群の中団に入れると直線は開いた進路から差し脚を伸ばし優勝。前走の東海ステークスはユニコーンステークス以来の重賞出走、重馬場で前が残る展開を中団から終始外を回す厳しい形ながらもラストまで渋とく伸びて4着。強い内容だった前走から今回は相手関係は軽くなるし、展開に左右されず中団から確実に差し脚を伸ばして来る。中山コースへの実績もあり、3歳時からの素質を考えればこのメンバーなら十分ではに優勝まで狙えるだろう。

14ペイシャエスは重賞2勝、JpnⅠで2、3着がある実績馬。昨年は勝ち星をあげられなかったが、白山大賞典でウィルソンテソーロの0秒4差3着と復調気配を窺わせた。休み明けの前走ポルックスステークスは後方待機勢が上位を占める結果で、好位の位置取りから60キロの斤量ながらも0秒5差6着なら悪くない内容。近2走から一昨年の状態に近づいて来た印象も感じられ、能力発揮なら当然このメンバーなら上位争いになる存在。中山ダート1800mへの適性は高く、雨で締まった砂でも力は十分に出せる。58キロでもこの枠からスムーズに好位追走なら。

2キタノリューオーは一昨年9月に中山ダート1800mの3勝クラスを優勝しオープン入り。オープン入り後は苦戦が続いていたが、徐々にクラスにも慣れ、2走前の師走ステークスは後方待機勢が上位を占めたように展開は向いたが、最後方追走から大外を回しながら2着に追い上げ、一段前から抜けた勝ち馬より強い内容だった。今回は相手強化の重賞になるが、相手なりに走ってくる面もあり、ラストは展開問わず自分の末脚は出して来る。中山ダート1800mは得意としている舞台で、堅実な末脚は発揮してくれると思うが、流れが向けば突き抜ける可能性も一考。




馬券は12ブライアンセンス中心の三連複で買いたいですね。


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