3月16日(土) 2024 ファルコンステークス(GⅢ) 3歳馬齢 1着賞金4100万円 中京芝1400m 発走15:25





短距離志向の3歳馬による7F重賞・ファルコンステークス。位置付け的には3歳マイル王決定戦であるNHKマイルカップへ向けたステップ競走になりますが、22年からGⅢに格上げされた葵ステークスと共にスプリント寄りの3歳馬にとっても大きな目標となる重賞ですね。それでもまだまだキャリアが浅い3歳3月という事で、マイル・スプリントと適性が不透明な馬が多いですね。馬券を占う面で、少ないキャリアから1400mの適性が高い馬をしっかり見極めたいところです。




◎9ソンシ

○13エイムフォーエース(船橋)

▲1ロジリオン

△6オーキッドロマンス、5シュトラウス、11ナムラアトム、3サトミノキラリ、15ダノンマッキンリー




9ソンシはデビューから3戦全て1400mを使われての重賞初挑戦。東京芝1400mのデビュー戦は好位の外目を追走し、直線は十分に余裕を持たせた仕掛けで着差以上の快勝。続く万両賞は流れるペースを先行、直線早めに抜け出しラストはロゼフレアにクビ差交わされたが展開を考えれば強い内容での2着。前走は先団を見る放れた位置を追走し、抜群の手応えで抜け出し完勝。スタートはそこまで速くはないが、すぐに好位を取れるスピードがあり、前走のようなひと脚を使う差す競馬も出来る器用な馬。中京は初めてになるが同じ左回りの東京で2勝、成績通り1400mに拘った使われ方も今回を考えれば好感が持てる。今後はマイルへも使って行くと思うが、先を見据えてもまずはここで賞金加算、重賞タイトルを取っておきたいところだろう。

13エイムフォーエースは船橋からの遠征馬で、今回でJRAは3戦連続での参戦。昨年11月のジュニアスプリントでは直線で後の重賞2勝馬ギガースが抜け出したところをインコースから鋭い脚で差し切って優勝。続く中山でのジュニアカップは初のマイル、JRAの芝、道中は放れた最後方を追走も直線は大外から際立つ脚色で上がり最速33秒5をマークし6着と健闘。前走のクロッカスステークスは後方3番手のインコースで脚を溜める形で追走、直線はエンジンが掛かったところでやや前が壁になってしまったが、ここでも上がり最速の脚を繰り出し0秒1差4着と善戦した。前走は個人的にも馬券を買っていただけに痛恨の4着だったが、近3走からかなりの瞬発力を持った馬で、芝も今回で3戦連続、JRAのペースには更に慣れが見込める。左回りの中京、長い直線は脚質面からも合っていそうだし、ペースもそこまで遅くはならないだろう。道中放れ過ぎず馬群を追走、ロス無く運べば上位に食い込む可能性は十分。

1ロジリオンは昨年の京王杯2歳ステークスでコラソンビートのクビ差2着。2走前、未勝利勝ち直後に挑んだ京王杯2歳ステークスは展開面は向いたが、後方インコースで脚を溜めると直線は馬群を捌くのに苦労しながらも上がり最速をマーク、勝ち馬コラソンビートにクビ差まで迫り2着。前走のクロッカスステークスは休み明けだったが、中団インコースを追走、直線外に持ち出されると先団をまとめて交わし優勝。前走の馬体重プラス14キロは成長分もあったが、今回は叩き2走目で更に馬体は良化しての出走だろう。レコード決着の2走前が直線スムーズさを欠きながら強い内容で、開幕2週目の中京芝も速い時計にも既に対応済みなので、正直不安らしい不安が無い。この枠なら近2走のように先団を見るインコースで上手く脚を溜めれるだろう。





馬券はソンシ中心の三連複で買いたいですね。