3月16日(土) 2024 フラワーカップ(GⅢ) 3歳牝馬馬齢 1着賞金3800万円 中山芝1800m 発走15:45





3歳牝馬限定の中距離重賞・フラワーカップ。直接的なトライアル競走ではありませんが、ここで賞金を加算して桜花賞出走を狙っていそうな馬は気になるものの、やはり1800mという事でフローラステークス、その先のオークスを目指した馬達によるステップ競走の位置付けが主になりますね。今年も例年通り確たる馬が不在のメンバーで馬券の予想は難解になりそうですが、ここからオークスの有力候補になる馬が登場するかも知れませんね。




◎8エルフストラック

○4テリオスサラ

▲10ラビットアイ

△6カニキュル、5ミアネーロ、12フォーザボーイズ、9ホーエリート




8エルフストラックは前走同舞台のデイジー賞で2着。2走前の若駒ステークスは少し力味具合で好位インコースを追走、直線ラストは脚が上がってしまったが荒れ馬場、力の要る馬場を苦にしていた感じはなく、あくまでも前半の折り合い加減で、牡馬相手を考えれば上々の内容。前走のデイジー賞は結果的に先頭、2番手の決着で流れや馬場も味方したが、8枠発走から先行、2走前より道中の力味具合いもマシになっていた印象で、自身の成長を示す2着。中2週での関東遠征なので追い切りは軽めだが、あくまで状態を維持させる為の調整なので問題ないだろう。続けて同舞台は良いし、先行力があるのですぐに1コーナーを向かえるコースも合う。馬場が渋れば更に良いが、とにかく向正面半ば辺りまで如何にリラックスして走れるか。瞬発力を要する展開にならなければここでも十分やれるだろう。

4テリオスサラはフェアリーステークス、クイーンカップはいずれも7着、3度目の重賞で真価が問われる。2走前のフェアリーステークスは大きく出遅れてしまい7着に敗れたが、直線は外から良い脚で追い込み、0秒4差まで差を詰めた。前走のクイーンカップは五分のスタートから先行態勢を取るも、直線はキレ負けしてしまった印象で、それでも勝ち馬から0秒7差7着なら悲観するほどではない。今回は中山1800mになるが、同舞台は未勝利戦で優勝、機動力が持ち味なのでこの舞台替わりは歓迎だろう。3走前の赤松賞では後の阪神JFクビ差2着のステレンボッシュに3/4馬身差2着と重賞で上位争い出来る力は既に証明している。混戦メンバーの重賞なら首位争いに十分加われる。

10ラビットアイはキャリア5戦で堅実な走りを見せ、今回が初の重賞、関東遠征になる。小倉でのデビュー戦は後の重賞1番人気、スプリングステークスでも有力候補であるジュンゴールドの4着。2走前の阪神芝1800mの未勝利戦はマイナス10キロの馬体も、スタートから先手を取って5馬身差の圧勝。前走のつばき賞は枠順から序盤は先行態勢を取るも他を先に行かせ控える競馬、入れ替わりが激しい先団を見ながら追走し、直線は外に持ち出して差し脚を伸ばして4着。前走の道中、直線の走りから鞍上は今後を見据えたような騎乗で、序盤から脚を溜めていれば33秒6以上の瞬発力は出せるだろう。今回は鞍上的にどういう位置取りを考えているか分からないが、力はこのメンバーなら重賞でも通用しそう。小倉までの輸送経験はあるが、前走くらいの馬体でレースを向かえれば。




馬券は8エルフストラック中心の馬単、三連複で買いたいですね。