土曜日の若葉ステークスも終わり、いよいよ皐月賞トライアルも最終戦。今回のスプリングステークスに関してはメンバーレベルはどうかも、少頭数なので各馬スムーズなレースが出来る公算が高く、個々の能力の見極めはしやすそうと思います。近年はあまり本番へ繋がる印象が無くなりつつあるスプリングステークス、低調メンバーな感は否めませんが、ここで覚醒・成長振りを見せてくる馬が居るかも知れません。他のトライアル上位勢との比較をしっかりしたいですね。
◎5チャンネルトンネル
○9コスモブッドレア
▲6ペッレグリーニ
△4シックスペンス、10スティンガーグラス、1ジュンゴールド、3ウォーターリヒト
5チャンネルトンネルは今回が初の重賞・1800m戦。東京芝1400mのデビュー戦は後方追走から上がり最速タイの脚で外から差し切って優勝。続くジュニアカップは間隔を空けてプラス16キロの馬体、好位インコースからレースを進め、直線は追われて長く良い脚を使い2着。前走の1勝クラスは中団追走から抜群の手応えで直線へ向くも進路が塞がってしまい、ほぼ追えたのは残り100mくらいで、ラストは際立つ末脚で追い上げて3着。前走はスローな流れで馬群が固まっていたので仕方ない面はあるが、スムーズに進路を見出せていたら突き抜けても可笑しくない内容。グレーターロンドン産駒だがデビューからの3戦を見ても距離延長は良さそうな印象で、先行して3着以下を抑えたジュニアカップの内容から中山コースも悪くないだろう。1800mなら楽に追走出来そうで、このメンバーで好位から脚を使える形なら上位争いになりそう。
9コスモブッドレアは2度目の重賞出走、皐月賞
2戦目の福島競馬場の未勝利戦を勝って初勝利、2走前の葉牡丹賞は休み明けプラス14キロの馬体、ラストは勝ち馬の瞬発力に屈するも0秒4差4着。前走の京成杯は評価は低い下馬評だったが、2番手追走から渋とく粘り込み、ラストは瞬発力を発揮した上位2頭に交わされるも3着と健闘。今回で3走連続の中山で、コースに合う先行力がある馬で、メンバー的にここはハナの可能性もありそう。先行タイプでもテンのスピードが取り立てて速い訳ではないので、前走のようにスタートしてから加速を付けて行く意味ではこの枠順は悪くはないだろう。上がりの決着にならないよう早め早めの競馬に持ち込めれば。
6ペッレグリーニは2連勝で初の重賞、皐月賞トライアルに挑む。2走前の未勝利戦は先団を見る直後で追走し、直線残り200mを切った辺りから抜け出し、外からの追撃を抑えて優勝。前走のセントポーリア賞は前半1000mが1分2秒5という遅い流れで自身を含め多数の馬が折り合いを欠く面が見られたが、先団好位から長く持続する脚を使い優勝。今回は初の右回り・中山になるが、少し行きたがる面があるのでコーナー4つのコースなら多少ごまかしは効きそう。位置取りに大きな拘りは無いが、道中上手く脚を溜めれる位置に付けたいところ。
馬券は5チャンネルトンネル中心の馬単、三連複で買いたいですね。