3月14日(木) 2024 ネクストスター東日本(重賞) 地方全国交流 3歳定量 1着賞金1500万円 川崎1400m 発走16:30





全日本的なダート競馬改革により、3歳短距離の頂点に位置付けられたJpnⅡ兵庫チャンピオンシップへ向けた新設重賞・ネクストスター東日本。重賞級認定競走ネクストスターはこの後に北日本、中日本、西日本でも行われますが、東日本に関しては地方全国交流での実施になります。川崎、浦和、船橋と持ち回りでネクストスター東日本は実施され、第1回目の舞台が川崎1400mで、当舞台での重賞実施は1973年以降は2012年、16年のJBCスプリントのみ。レアな川崎1400m重賞という事で、どんな戦いになるか楽しみです。




◎4ギガース(船橋)

○1クルマトラサン(船橋)

▲11アムクラージュ(浦和)

△2ライゾマティクス(浦和)、7カプセル(北海道)、10チャダルクン(大井)、12パンセ(川崎)




4ギガースは1800mの雲取賞こそ7着に敗れたが、距離短縮で巻き返しを図る。2走前のニューイヤーカップは番手追走からインコースで粘るクルマトラサンを競り落として優勝、1500mの距離にもしっかり対応した。前走の雲取賞は距離不安からか中団〜後方で控える競馬、3〜4コーナーから外を回して進出するもラストは脚が上がり気味で7着。前走は悲観するほど悪い内容では無かったが、経験の少ない距離でのレースで度外視、適性距離の今回は走りは全く違って来るだろう。1200mの3走前が勝負どころでも抜群の手応えで楽に追走、直線の走りからもやはりスプリント色が濃い馬で、この距離なら迷わず先行態勢、普通に走れば首位争いになる。

1クルマトラサンは昨年のゴールドジュニアを優勝、適距離で重賞2勝目を狙う。2走前のニューイヤーカップは内枠から先手を取って逃げる展開、直線はギガースに交わされるもラストまで渋とく粘り半馬身差の2着。前走の雲取賞は一気の距離延長、着差からも主たる敗因は距離と思われ、道中インコースで砂を被り続けた事も影響したか。昨年のゴールドジュニアでは好位追走から直線で馬場の真ん中から抜け出す完勝で、やはりその時の走りからはスプリント、短距離向きの馬だろう。前走や2走前の事を踏まえ、今回の枠順を考えると同型の存在は気になるが先手を取りたいところで、とにかくきっちりスタートを決めて逃げる形に持ち込めれば。馬体を併せてからの渋とさはニューイヤーカップで証明、左回りも問題無い。

11アムクラージュは昨年のルーキーズサマーカップの優勝馬。近走は折り合いを欠いたり、相手が強いJpnⅠ、前走のニューイヤーカップは前に行った馬達を終始追い掛ける形で脚を使い続け4着。前走は敗れはしたがそれなりにまとめたとも思える内容だが、一本調子で走る印象があるタイプなので前回より少しでも距離が短くなるのはプラスに働きそう。好タイムで優勝した昨年8月のルーキーズサマーカップが非常に強い内容で、成績だけ見ても左回りの1400mは現状ではベストな舞台設定だろう。続けて騎乗する鞍上の手綱は魅力で、スタート出たなりでスムーズに先行出来れば。




馬券は4ギガース中心の三連単、三連複で買いたいですね。