3月10日(日) 2024 フィリーズレビュー(GⅡ) 3歳牝馬馬齢 1着賞金5200万円 阪神芝1400m 発走15:35




同じ桜花賞トライアルで先週行われたマイルのチューリップ賞とは変わりこちらは1400m戦。チューリップ賞がGⅢの時代からフィリーズレビュー(旧4歳牝馬特別)はGⅡで実施されており、その高額賞金から短距離志向が強い3歳牝馬にとっては本番であるマイルの桜花賞云々、ここ勝負の馬が多く居ました。その傾向は近年でも変わらず、今年の出走馬も有力どころを含め、1200m〜1400m寄りの馬が揃った印象です。マイルもそれなりにこなせて賞金を持っている馬より、本番への賞金が足りない且つ1400mのここを目標にして来た馬を見極めたいところです。




◎2ロゼフレア

○3バウンシーステップ

▲5カルチャーデイ

△1コラソンビート、6シカゴスティング、13ポエットリー、11マーシーラン、10ドナベティ




2ロゼフレアは前走リステッド競走で1番人気に推されたが4着に敗退、初重賞挑戦で巻き返しを図る。前走の紅梅ステークスは好スタートを切るも、終始外を回る形でひと脚を溜められない展開、ラストは瞬発力の差が出て4着。敗れはしたがゴール前は脚を伸ばしており、どちらかと言えば鋭く切れる脚より長く良い脚を使うタイプなので瞬発力勝負は厳しかった印象。デビューからそれなりの相手に僅差の勝負をしているし、父である仏ダービー馬アンテロはマイルのムーランドロンシャン賞でも3着があるように距離に融通が効くし、欧州血統で時計が掛かる馬場は良いが、2走前の万両賞では1分20秒台で勝っているように速い時計にも対応している。デビューから一貫して1400mを使われ、内阪神は1・2・0・0と高い適性を見せている。スプリント寄りの先行勢が多いのでペースは速くなりそうで、持久力を要する差し脚比べになれば上位争いに加われるだろう。

3バウンシーステップはデビュー2戦目から1400mに拘って使われ、前走1勝クラスを優勝。昨年9月の未勝利戦は遅いスタートから3〜4コーナーで外を回しながらもロゼフレアを差し切って優勝。2走前のりんどう賞は好スタートから先行する競馬、直線は外の馬に寄られながらも渋とく喰らい付きタイム差無しの3着と、スムーズならと思わせる内容。前走のつわぶき賞は五分のスタートも控えて脚を溜める競馬、道中は脚を溜めにくい外を回しながらも上がり最速をマークし、0秒4差を付ける完勝。前走は左回りだったが高いパフォーマンスを見せており、一戦毎に力を付けている印象。発馬もキャリアを重ねて安定して来たし、2走前から重たい馬場も苦にしない。控える形なら展開面は向きそうで、上手く捌ければ好勝負に持ち込めるだろう。

5カルチャーデイはデビュー2連勝で重賞勝ちも前走の阪神JFで大敗、立て直されての反撃を狙う。2走前のファンタジーステークスはスタートはややタイミングが合わなかった感じもすぐ好位に付け、流れるペースを自分から仕掛けて押し切る強い競馬で優勝。前走の阪神JFはスタートから好位に付けるも終始力味加減の追走で、直線に入ると既に余力が無く16着に大敗。前走は他馬と接触しスムーズとは言えなかったが、ラストの失速具合からも敗因は距離だろう。重賞勝ち馬で桜花賞への出走は当確している立場とはいえ、前走内容や高いパフォーマンスを見せた2走前の内容からマイルより1400m向きな印象で、ここ勝負の公算が高い。中間の追い切りから動きは非常に良く、休み明けから能力全開か。





馬券は3ロゼフレア中心の馬連、三連複で買いたいですね。