3月6日(水) 2024 ダイオライト記念(JpnⅡ) 4歳以上別定 1着賞金4500万円 船橋2400m 発走20:05





現在行われているダートグレード競走では最長距離2400mのダイオライト記念。ダート路線の新改革でも施行時期はほぼ変わらず3月の実施で、これまではどちらかと言えば漠然とした帝王賞を見据えた位置付けで、距離が距離だけに貴重な2400m戦での単発重賞の印象でした。ただ、今年から4月に川崎記念、5月に名古屋グランプリといずれも2100mのダートグレード競走が控えており、2000m超えの距離が得意な馬にとっては上半期の目標となる重賞が続くようになりました。来月4月3日の川崎記念は最高格付けのJpnⅠ競走ですし、そこへ向けた直接的な前哨戦で昨年まで以上に注目されそうです。




◎10ハギノアレグリアス(JRA)

○3エルデュクラージュ(船橋)

▲9ディクテオン(JRA)

△1セラフィックコール(JRA)、6テリオスベル(JRA)、11アナザートゥルース(北海道)




10ハギノアレグリアスは名古屋大賞典、シリウスステークスと重賞2勝、GⅠ/JpnⅠでも善戦。3走前の帝王賞は4角から早めに動いた分、結果的に後ろの目標になってしまったがラストまで渋とく伸びて4着と健闘。2走前のシリウスステークスは直線逃げ込みを図るアイコンテーラーを58.5キロの斤量を物ともせず力で捩じ伏せる強い競馬で優勝。前走のチャンピオンズカップは先行有力な舞台で、スタートからスピードを活かしたレモンポップが逃げ切る展開を中団から脚を伸ばして6着と悪くない内容。今回は初の2400mになるが、帝王賞などを見ていてもラストまで持続する脚があり、前走からの距離延長はプラスに働きそう。セラフィックコール、ディクテオンより前に付け、早めにエンジンを掛けて行く形が取れれば勝機は十分。

3エルデュクラージュは今年で4年連続のダイオライト記念出走で、21年2着、22年7着、23年4着。今年で10歳になったが、2走前の報知グランプリカップでは好スタートからハナを切ると3〜4コーナーでも十分に溜めを効かせた形に持ち込み、2馬身差を付けて優勝。前走の報知オールスターカップは距離延長で更に期待は高かったが、好位インコースで砂を被り続けた事が影響してか、明らかにいつもの粘りが見られない形で7着に敗れた。2走前に1800mで重賞を勝ったが、22年川崎記念2着など長距離の方が持ち味が出る馬なので、2400mは歓迎。脚質面からテリオスベルの存在は気になるが、昨年のダイオライト記念はテリオスベルが逃げる展開を好位から粘り強い走りで3着から0秒1差4着と健闘しており、あくまでスムーズに持久力が活きる流れになるかどうか。今年もテリオスベルが途中から逃げる展開でそれなりにペースは流れそうだし、バテない強みを活かしたレースが出来れば。中団・後方に待機するJRAの有力どころのどれかが不発になるようなら馬券内に粘り込む可能性も。

9ディクテオンは浦和記念、名古屋グランプリとダートグレードを連勝中。昨年春に東京ダート2100mのブリリアントステークスを優勝。2走前の浦和記念は最後方の位置から一気のまくりで直線抜け出して完勝、前走の名古屋グランプリは展開は向いたが、ここでも鋭くまくり切ってレコードで優勝。2走ともに一線級は不在もそれなりの相手関係ながらも強い競馬、馬体重増加が示すように本格化。条件クラスだが小倉、中山でダート2400mは経験、近走のレース振りからもこれくらいの距離の方が、より自分のタイミングで先団へ上がって行きやすい感じはするし、コースは問わない馬なので後は休み明けの分勝負どころで上手く反応していけるかだろう。ここでJpnⅡを3連勝するようならいよいよGⅠ/JpnⅠも視界に入って来る。




馬券は10ハギノアレグリアス中心の三連複、三連単で買いたいですね。