3月7日(木) 2024 京成盃グランドマイラーズ(重賞) 4歳以上別定 1着賞金2100万円 船橋1600m 発走20:05





京成盃グランドマイラーズは21年より4月、以降は3月に開催され、位置付け的には同じ舞台設定で行われるかしわ記念のステップ競走で、優勝馬には同競走への優先出走権が与えられます。来年から南関東重賞格付けSⅠに昇格予定で、よりかしわ記念へ向けた前哨戦の意味合いが強くなりそうですね。今年のメンバーを見渡すと近走それなりにまとめた着順の馬が多く、選抜戦さながらの感じはします。SⅡ重賞でここを目指して来た感じの馬も居ますし、予想は1マイル、船橋コース巧者を中心に組み立てたいところです。




◎8アランバローズ(船橋)

○5ナニハサテオキ(浦和)

▲9ギガキング(船橋)

△3ブルベアイリーデ(川崎)、1フォーヴィスム(川崎)、2ヒーローコール(浦和)




8アランバローズは20年全日本2歳優駿を制したJpnⅠ馬。2歳時は5戦無敗でダート2歳王者に、3歳時は東京ダービーを優勝、一時は精彩を欠いていたが近走は持ち味であるスピードが蘇ってきた。2走前の川崎マイラーズは気合いを付けてハナへ、縦に長い隊列で引っ張り、2〜3番手以下の先行勢に厳しい展開ながらも直線残り100m付近まで粘り4着。前走の多摩川オープンは外枠だった事もあり序盤は無理せず好位3番手に控えたが、抑え切れない手応えから3コーナーで早くも先頭、そこから鞍上もびっしり追い通しで大きくリードを広げ6馬身差を付け楽勝。今回も自身より内にヒーローコール、ベストリーガードら先行タイプがおり、前走のような位置が濃厚だが、それら2頭の出方次第ではもちろんハナの可能性もある。地元船橋コースは3戦無敗でマイルの距離は現状はベスト。復調した今なら久々の重賞制覇も。

5ナニハサテオキはJRAから転入して未だ崩れず9戦オール連対中。2走前の準重賞は先行して直線抜け出し3馬身差の完勝、前走は重賞初挑戦、少頭数もそれなりにメンバーは強力だったが、逃げるライトウォーリアを見る位置に付け、直線も一騎打ちに持ち込んでクビ差2着。前走は着差が着差だけに非常に悔しい敗戦だが、初の重賞でも通用する事は証明出来た。近2走は2100mを使われたが、1400m〜マイルでも結果は出しているし、1600mでも2勝と距離に不安は無い。初の船橋コースも川崎、浦和での走りから気にならないし、マイルの重賞では少し後ろの位置になるかも知れないが、2〜3走前の内容から勝負どころからひと脚を使えるので問題無い。今の充実振りからここでも上位争いになりそう。

9ギガキングは現役屈指の船橋巧者で、当地で重賞4勝。昨年は右回りの大井では苦戦したが、左回りの船橋では重賞2勝を含む4勝と活躍。2走前の報知グランプリカップは少し負け過ぎな印象だが、結果的にハナを切ったエルデュクラージュが逃げ切る展開で、外を回しながら好位に付けて序盤から脚を使わされたのが敗因か。前走は相手関係はさておき、好位から直線抜け出し7馬身差の楽勝と流石の強さを見せ、1700mの走りからは久々のマイルにも十分に対応出来そう。急かせて先行せず、自然体で先団を追走出来れば2走前のような事にはならないだろう。




馬券は8アランバローズ中心の三連複、馬単で買いたいですね。