2月29日(木) 2024 かきつばた記念(JpnⅢ) 4歳以上別定 1着賞金2800万円 名古屋1500m 発走19:35




ダート競馬新体制により従来の5月開催から2月に移行、ハンデ戦からグレード別定戦に変更されたかきつばた記念。トライアル競走も東海桜花賞から梅見月杯に変更されての実施となります。時期や1500mという距離からも、1600mのかしわ記念、1400mのさきたま杯とふたつのJpnⅠ競走との関連が深くなりそうですね。来月に高知競馬場で行われる黒船賞との兼ね合いはありますが、直接的にJpnⅠへの前哨戦の位置付けと明白にするなら、もう少し時期をかしわ記念に近付けてJpnⅡにして欲しい気はしますね。今年のメンバーでは、やはりJRA勢は強そうですが、一時はフェブラリーステークス出走プランもあった船橋スマイルウィは今が絶頂期ですし、この参戦は非常に興味深いですね。悲願のダートグレード制覇なるか注目です。




◎2スマイルウィ(船橋)

○12ペリエール(JRA)

▲11シャマル(JRA)

△8ヘリオス(JRA)、3ラプタス(JRA)、4サンライズホーク(JRA)




2スマイルウィはハイレベルの南関重賞6勝馬。早い時期から素質の高さは見せていたが、一昨年辺りから本格化、京成盃グランドマイラーズでJpn I馬カジノフォンテンを抑え重賞初制覇。以降は南関東の1400m〜1600m路線の主力として活躍、昨年のさきたま杯はイグナイターのクビ差2着、オーバルスプリントではドライスタウトの3/4馬身差2着と全国レベルの強豪相手に互角の勝負を演じた。相手関係は軽かったがマイルグランプリは完勝、前走のゴールドカップは先行勢に厳しい展開を4角先頭で押し切る強い競馬。前走の馬体重が574キロ、このくらいの体でも好走歴はあるが、今回は名古屋への輸送もあり、久々でもそれなりに締まった馬体でレースを向かえられるだろう。安定した先行力があり、JRA勢にもスピード負けはしないし、昨年のダートグレード2戦の内容からも優に力は全国レベル。初のグレード競走制覇へチャンスは大きい。

12ペリエールは出世レースである昨年のユニコーンステークスの優勝馬。2歳時からダートで一線級の活躍をして来た馬で、全日本2歳優駿でデルマソトカゲの0秒2差3着、3歳になってからもヒヤシンスステークスを完勝、続くUAEダービーでも上位とは放されたが4着。帰国戦のユニコーンステークスでは好位追走から直線半ばから抜群の手応えで抜け出し完勝。近2走は夏負けからの影響が出た敗戦で、しっかり立て直されて乗り込み量は十分。ワンターンコースの印象が強い馬だが、札幌ダート1700mのデビュー戦や全日本2歳優駿での川崎もこなしているように初の名古屋コースでも対応出来るだろう。先団直後辺りでラストは外から差すイメージで。

11シャマルは近走不振も、ダートグレード4勝の実力馬で復活が期待される。昨年のさきたま杯は競走中止、続くプロキオンステークスはハ行で競走除外と歯車が狂ってしまった感じだが、前走の根岸ステークスは休み明けでも好位で追走し、直線は少し置かれ加減になるも、ラストはしっかり追われながら渋とく伸びて7着と悪くない走り。今回は久々を叩かれた上積みは確実に見込め、前走以上に動ける態勢だろう。1400mまでしか勝ち星は無いが、1800mのチャンピオンズカップで0秒6差5着、1600mのJpn Iでも僅差の勝負をしており、1500mなら十分に力は出せる。スムーズに好位に取り付ける枠順も魅力で、そろそろ実力馬の本領発揮か。




馬券は2スマイルウィ中心の三連単で買いたいですね。