2月28日(水) 2024 フジノウェーブ記念(重賞) 4歳以上別定 1着賞金1300万円 大井1400m 発走16:35




フジノウェーブ記念は優勝馬に優先出走権が付与される東京スプリントへの前哨戦というのが本分になりますが、路線的にはその後のかしわ記念、さきたま杯へと続くステップレースのひとつでしょうか。ただ、貴重な大井競馬場の古馬1400m重賞という事で、メンバーの顔触れを見てもここが勝負という感じの馬も多く居そうですね。まあ、大井競馬場は南関唯一の右回りなのもポイントになりますが、やはり一番重要なのは7F適性になりそうです。




◎3オメガレインボー(浦和)

○4アポロビビ(浦和)

▲8ボンディマンシュ(大井)

△7ギャルダル(船橋)、5トップウイナー(大井)、15ブラックパンサー(浦和)、6サヨノグローリー(浦和)、13ルーチェドーロ(川崎)




3オメガレインボーはJRA在籍時に6勝、重賞でも2着1回3着4回の実力馬。

今年8歳になり浦和へ転入、昨年7月のプロキオンステークスで3着、転入前の着順こそ見栄えしないが、オープン特別で0秒4〜0秒5差と大きく負けていない。前走の転入初戦は好スタートから好位追走、3〜4コーナーからエンテレケイアと競り合う形になったが、ゴール前できっちり抜け出して優勝。プラス15キロの馬体が示す通り前走は仕上がり途上だったがレース内容としては完勝、これは連闘になるフジノウェーブ記念を見据えてと思われ、今回は前走以上の仕上がりで馬体も締まってくるだろう。地方競馬のペースなら安定して先行出来そうだし、元々コースは問わない馬なので初の大井でも問題無く力を出せるはず。

4アポロビビはJRA在籍時の6勝は全て中山ダート1200mという個性派。昨年11月に浦和へ転入、中々勝ち星をあげられないが、ダートグレードでも4、5着とそれなりに走っている。前走の東京盃は不良馬場でレコード決着と末脚勝負の本馬には厳しいレースだったが、放されながらもラストはこの馬なりには伸びていた。基本的には後方で脚を溜めての追い込みが持ち味だが、昨年転入初戦の笠松グランプリでは強気に3コーナーから動いて2着に粘ったように、位置取りは案外融通が効くタイプかも知れない。JRA時代のイメージが強い馬だが、前から放され過ぎず追走するという意味では歳も重ねた影響もあり、現状では1400mくらいが合っている感じ。昨年のフジノウェーブ記念は大外から良い伸びを見せて4着とコースに不安は無い。善戦したダートグレードくらい走れば馬券内の可能性は十分。

8ボンディマンシュはJRAオープンクラスから昨年1月に大井へ転入。1200mの移籍初戦はプラス24キロの馬体、スタートはスムーズとは言い難い感じだったが、直線はそれなりに脚を使って4着。以降は一貫して1400mを使われ3勝、スタートは決して速くはないが、近走は五分に出るようになった。前走はギャルダルの2着に敗れたが、これはあくまでも4コーナーからのコース取りの差で、内をロス無く捌いた勝ち馬に対し、大外を回しての半馬身差なら強い内容と言える。ラストの差し脚は確実で、時計もメンバー比較上は十分に足りる。何より1400mに拘って使われて来た事からも今回に対する勝負度合いはかなり高いだろう。




馬券は3オメガレインボー中心の三連複で買いたいですね。