日本時間24日〜25日にかけてサウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場で行われました2024サウジカップデー。





昨年はメインレースのサウジカップを日本のパンサラッサが逃げ切って優勝し、世界最高優勝賞金を掴みました。


他にも1351ターフスプリントをバスラットレオン、レッドシーターフハンデキャップをシルヴァーソニックがそれぞれ優勝。


そんなサウジカップデーも4年目を迎え、メインのサウジカップに関しては日本で馬券発売される事になり、レースも非常に熱戦が繰り広げられました。





まずはサウジダービー(GⅢ)。


優勝は日本のフォーエバーヤング、勝ち時計は1分36秒17。


他の日本勢、サトノフェニックス10着、セットアップ11着。




優勝したフォーエバーヤングは出負け加減のスタートになり、道中も終始壁を作れず追い通しのままで、直線もアメリカのブックンダンノとの差はありましたが、これをゴール寸前で交わしました。

スタートから道中を考えれば着差以上で非常に強い内容でしたし、やはり1800m以上の距離が良いと思うので、次のUAEダービー、そしてケンタッキーダービーは更に期待が大きくなりそうですね。




続いてリヤドダートスプリント(GⅢ)。


優勝は日本のリメイク、勝ち時計は1分10秒42。


日本勢、先行して渋とく粘ったジャスパークローネは4着、以下ケイアイドリー6着。




優勝したリメイクは福永祐一現調教師のラスト騎乗だった昨年3着からのリベンジで、同じ日本のジャスパークローネがアメリカのスケリーと共に前を引っ張る流れも味方しました。

そのジャスパークローネも初ダート、それもスタートで後手を踏みながらも最後まで食い下がる好内容。


ドバイゴールデンシャヒーンでは昨年のJBCスプリントで敗れた兵庫のイグナイターとの再戦になりそうですし、来月が非常に楽しみです。




続いて1351ターフスプリント(GⅡ)。


優勝はイギリスのアナフ、勝ち時計は1分17秒88。


日本勢、外から差し脚を伸ばしたララクリスティーヌが2着、以下ウイングレイテスト4着、アグリ6着、バスラットレオン10着。




続いてネオムターフカップ(GⅡ)。


優勝はイギリスのスピリットダンサー、勝ち時計は2分7秒10。


日本勢、インコースで上手く脚を溜めて食い下がったキラーアビリティが2着、以下スタッドリー9着、ハーツコンチェルト11着。


注目のルクセンブルクは2番手追走もまさかの4着に敗れました。




続いてレッドシーターフハンデキャップ(GⅢ)。


優勝はアイルランドのタワーオヴロンドン、勝ち時計は3分4秒43。


日本勢、エヒト5着、以下ブレークアップ9着、リビアングラス10着、アイアンバローズ12着。


優勝したタワーオヴロンドンは日本で走っていたタワーオブロンドンではありません笑




そしてメインのサウジカップ(GⅠ)。



優勝はアメリカのセニョールバスカドール、勝ち時計は1分49秒50。


日本勢、後方待機から末脚を伸ばし、あわやの場面を演出したウシュバテソーロが2着、以下デルマソトカゲ5着、クラウンプライド9着、レモンポップ12着。




優勝したセニョールバスカドールは2着ウシュバテソーロと共に激しい先行集団を後方で見ながら脚を温存、4コーナーから先に動いたウシュバテソーロを目標にギリギリまで脚を溜めて強襲、ゴール前僅かに差し切りました。

2着ウシュバテソーロは仕掛けのタイミングは最高でしたし、この馬が後ろから差されたならこれは仕方ないとしか言い様がありません。


3着サウジクラウン、4着ナショナルトレジャーは厳しい展開を考えれば強い内容で、それらに僅差のデルマソトカゲもラストはジリジリ前に詰めていましたし、これは距離が伸びるドバイワールドカップが楽しみになるレースでした。


9着クラウンプライドは好位抜け出しがベストの馬で先行しての結果、12着レモンポップは前走がスムーズ過ぎた印象でしたし、仮に行く気で前へ行っていたとしてもこの流れでは厳しかったでしょう。また適距離で巻き返して欲しいですね。ゴドルフィンマイル?


10着ホワイトアバリオは近2走を見ていると外から徐々に加速して行く形が合うのかな?キックバックを受け続けたのも影響した感じでした。




まあ、こんな感じで今年も熱戦が繰り広げられたサウジカップデーですが、日本馬に関わらず今回のサウジカップデー出走馬の多くは来月のドバイワールドカップデーに転戦してくるでしょうし、同じカテゴリーのレースで再戦となる馬達も多いでしょう。

そして新たにドバイワールドカップデーに参加して来る馬達も気になります。


サウジカップ上位勢はそのままドバイワールドカップに向かいそうですし、サウジダービーを優勝したフォーエバーヤングは距離が伸びる次のUAEダービーで更にパフォーマンスを上げてきそうです。

個人的にはドバイゴールデンシャヒーンに於いて兵庫イグナイターと今回のリヤドダートスプリントを優勝したリメイク、昨年のJBCスプリントの1、2着馬の再戦が楽しみで仕方ありませんね。




また来月も眠さを吹き飛ばすような熱戦を期待したいですね!