2月25日(日) 2024 阪急杯(GⅢ) 4歳以上別定 1着賞金4300万円 阪神芝1400m 発走15:35





春のスプリント王決定戦・GⅠ高松宮記念の前哨戦ですが、阪急杯は本番とは違い1F長い7F戦。もちろん今回のメンバーの中にも高松宮記念を目指している馬は居ると思いますが、非根幹距離である1400mに拘っている馬にとっては高松宮記念云々、ここでの勝負度合いが高いでしょう。阪神競馬は今週が開幕週、昨年のレースを見てもやはり先行脚質が有利な印象で、内回り1400mなら尚更後方脚質では勝ち切るまでは厳しそうですね。当日の天候も気になりますが、とにかく枠順に関わらずある程度の位置を取れるかが重要になりそうです。




◎15ダノンティンパニー

○5メイショウチタン

▲1ウインマーベル

△8カルロヴェローチェ、16アサカラキング、6タマモブラックタイ、11ボルザコフスキー、2サンライズロナウド、7スマートクラージュ




15ダノンティンパニーは前走不完全燃焼と言える内容で敗戦、初の重賞で巻き返しを図る。血統面から期待は高かったであろう馬だが、JRAでのデビューは間に合わず地方園田へ。当地では3戦いずれも楽勝でJRAへ転入、順調に自己条件を勝ち上がりオープンクラスに。前走のニューイヤーステークスは1番人気に支持されたが、スタートで出負けし直線でも勝ち馬に最内を取られて前が詰まり5着。手応えと伸び具合から非常に勿体無い内容で、スムーズなら優に勝ち負けはしていたであろうレースだった。2、3走前が完勝と言える内容だったし、時計面からも十分に重賞でも足りる馬だろう。マイルよりスプリント寄りに高い適性がありそうな馬なので今回の距離短縮は歓迎で阪神コースも得意。外枠になったが位置取りはスタート出たなりで良いので、後は出来れば良い馬場で。

5メイショウチタンはこれまであげた4勝は全て芝1400m戦。阪急杯は過去2度出走し、21年はレコード決着の中6着、昨年23年はハナを切るまで相当な脚を使い直線失速、殿負けに終わった。今年はオープン特別・リステッド競走を中心に使われ、勝ち星は無いが芝7Fでは3戦いずれも僅差の勝負を演じている。前走はダートで度外視、今回は芝に戻るし自身の斤量は1キロ減。ロス無く前付けするには良い枠が当たったし、外からアサカラキングが無理にハナを叩くようなら控えて番手追走でも良いだろう。これまで重賞の壁を感じさせる結果は続いているが、ベストの芝1400mで一線級不在のGⅢならいつ上位に食い込んでも可笑しくない。

1ウインマーベルは昨年末の阪神カップを優勝、同舞台の阪急杯で重賞連勝を狙う。3歳時は葵ステークスを優勝、秋のスプリンターズステークス2着と1200mで活躍。昨年のスプリンターズステークスも立ち遅れながらもインから渋とく伸びて0秒4差6着と悪くない走りだったが、京王杯スプリングカップ2着など最近は1400mを中心としたローテーションで良績を残している。2走前のスワンステークスは上位と枠順・位置取りの差が出たレースで、自身も外を回しながらラストは伸びて5着。前走の阪神カップは追い込み勢に有利な流れを先団を見る位置から直線押し切りの強い競馬で優勝。今回は続けての同舞台、開幕週では絶好と言える枠が当たり、唯一の58キロも相手関係からそこまで気にならない。スタートを決めて勝負どころで上手く前を捌ければ。




馬券は15ダノンティンパニー中心の三連複で買いたいですね。