2月25日(日) 2024 中山記念(GⅡ) 
4歳以上別定 1着賞金6700万円 中山芝1800m 発走15:45




古馬による伝統の中山記念。芝中距離重賞という事で4月に行われる大阪杯の直接的な前哨戦になりますが、同時期の香港クイーンエリザベスⅡ世カップや、来月のドバイワールドカップデーに行われるドバイターフなどへ向けたステップ競走にもなるように非常に重要な位置付けのレースですね。阪神と同じく中山も開幕週、土曜日の芝レースを見ていてもやはりイン前有利な馬場。先行力・機動力を活かせる馬はもちろん、差しタイプならインコースを捌いて来れるかがポイントですね。




◎9エルトンバローズ

○6イルーシヴパンサー

▲5ヒシイグアス

△2ソーヴァリアント、3ソールオリエンス、4ジオグリフ、10ラーグルフ、13マイネルクリソーラ




9エルトンバローズは昨年のラジオNIKKEI賞、毎日王冠と重賞2勝。近2走の重賞では枠順や馬場の恩恵を受けれた優勝で高く評価を出来るかは微妙なところだが、2走前の毎日王冠に関しては非常にメンバーレベルが高く、負かした2〜3着馬は共にGⅠホースという事から自身の高い能力に疑いようはない。前走のマイルCSは初のGⅠ挑戦、中団追走から直線は外から脚を伸ばして4着。この時は馬場・位置取りの差で優勝した2〜3走前とは違い、一線級相手に地力が証明された結果で、着差も0秒2差と高く評価出来る内容だった。今回は休み明けになるが、中山競馬は開幕週で持ち味である先行力を活かすには絶好の舞台。初コースは気にならないので、上手く好位追走ならきっちり上位に顔を出して来そう。

6イルーシヴパンサーはマイル重賞を2勝、昨年の中山記念で8着。その昨年の中山記念は好位追走から直線で外からフタをされ内に進路を切り替えるも、ここでもシュネルマイスターに進路を取られ、ラストは全く追えないまま8着。続く安田記念も直線でスペースを失って10着も、近2走の富士ステークスはキレ負けした形だがラストは渋とく食い下がり4着、前走のマイルCSは上位勢とは位置取りの差は出たが、大外から末脚を伸ばして0秒3差6着と力は見せた。今回は休み明けになるが鉄砲は効くし、中間〜最終追いの動きも絶好で仕上がりは良さそう。1800mならある程度好位付けの競馬が出来るし、距離は全く気にならない。昨年はスムーズなら突き抜けていたとも思わせる内容で、今年こそ。

5ヒシイグアスは21年、23年の中山記念の優勝馬。これまで重賞3勝GⅠ2着2回の実績馬で、今年8歳になったが、昨年12月の香港カップでは直線で馬場の真ん中から渋とく伸びて3着、上位2頭はロマンチックウォリアー、ルクセンブルクと世界屈指の強豪で、それら相手にタイム差無しに走っており、衰えは全く感じられない。中山コースは(5・2・0・1)と高い適性があり、位置取りにも融通が効くタイプ。今回の相手は軽くは無いが、前走に比べればメンバーレベルは落ちるし、実績的にも当然有力な1頭だろう。良馬場がベストだが、力の要るシャティンでも好走歴を残している馬なので、ある程度馬場が渋っても問題無い。枠順は良いので、後は直線で上手く捌いてくれれば。




馬券は9エルトンバローズ中心の三連単、三連複で買いたいですね。