日本時間2月25日(日) 2024 サウジカップ(GⅠ) 北半球産4歳以上 南半球産3歳以上定量 1着賞金約15億円 キングアブドゥルアジーズ ダート1800m 発走日本時間2:40
日本時間24(土)〜25(日)未明にかけて、サウジアラビア・キングアブドゥルアジーズ競馬場で2024サウジカップデーが開催されます。
今年のサウジカップデーには各6競走、サウジカップのメイショウハリオが取り消し、計21頭の日本馬が出走。
サウジカップデー各競走に出走する日本馬は以下の通りです。
・サウジダービー(GⅢ ダート1600m 日本時間24日23:00発走)
フォーエバーヤング、サトノフェニックス、セットアップ
・リヤドダートスプリント(GⅢ ダート1200m 日本時間24日23:40発走)
ジャスパークローネ、ケイアイドリー、リメイク
・1351ターフスプリント(GⅡ 芝1351m 日本時間25日0:25発走)
アグリ、バスラットレオン、ウイングレイテスト、ララクリスティーヌ
・ネオムターフカップ(GⅡ 芝2100m 日本時間25日1:10発走)
ハーツコンチェルト、キラーアビリティ、スタッドリー
・レッドシーターフハンデキャップ(GⅢ 芝3000m 日本時間25日1:50発走)
ブレークアップ、アイアンバローズ、エヒト、リビアングラス
・サウジカップ(GⅠ ダート1800m 日本時間25日2:40発走)
レモンポップ、クラウンプライド、ウシュバテソーロ、デルマソトカゲ
ここから来月のドバイワールドカップデーに転戦する馬も多く居ると思われ、どのレースも楽しみなんですが、サウジダービーに出走するフォーエバーヤングの強さは既に現地でも噂されており、これは次のUAEダービー、その先のケンタッキーダービーへ期待が高くなります。
リヤドダートスプリントはリメイクがどんな走りを見せるか。個人的には兵庫イグナイターのドバイ遠征が決まりましたし、リメイクがここで良い走りを見せて、次のドバイゴールデンシャヒーンで昨年のJBCスプリント1、2着馬の再戦が楽しみになるような結果を期待しています。
それにしてもアイルランドのルクセンブルクがサウジカップを辞めてネオムターフカップですか。実績は他馬を圧倒していますし、これは注目ですね。
そして今年から優勝賞金約15億円、世界最高賞金競走のメインレースであるサウジカップが日本で馬券発売される事になりました。
ここではそのサウジカップの予想を紹介します。
*メイショウハリオ(日本)は出走取消で、スコットランドヤード(サウジアラビア)が繰り上がりで出走となります。
◎14ホワイトアバリオ(アメリカ)
○12セニョールバスカドール(アメリカ)
▲4デルマソトカゲ(日本)
△13ウシュバテソーロ(日本)、9ナショナルトレジャー(アメリカ)、3ディファンデッド(サウジアラビア)、6アイソレート(UAE)
14ホワイトアバリオは昨年のBCクラシックなどGⅠ3勝。2走前のホイットニーステークスは好スタートから番手を追走、4角で先頭に立つと後は後続を引き放す一方で6馬身1/4差の楽勝。前走のBCクラシックでは好位インコースを追走し抜群の手応えで外に持ち出すと、ここでも4角先頭からそのまま押し切って優勝。スタートが速く非常に安定した先行力があり、砂を被る形になっても怯まない根性がある馬。前走は強いメンバー相手にも優勝したが、2走前の走りからは早めからのロングスパートが持ち味の馬なので、終盤までしっかりした脚を使う意味では2000mより今回の1800mの方が良いだろう。先行勢は多いメンバーで最内枠だが、スピードがある馬だし、スタートを決めてここも好位からスムーズに追走出来れば上位争いになる。
12セニョールバスカドールはこれまでGⅠ勝ちは無いが重賞2勝、ペガサスワールドカップでクビ差2着の強豪。GⅠ初挑戦だった一昨年のBCダートマイルは9頭中8着、2回目のハリウッドゴールドカップも6頭中5着とGⅠレベルでは厳しい印象はあったが、その後のGⅠ2戦、パシフィッククラシック4着、オーサムアゲインステークス3着と徐々に本格化。昨年のBCクラシックは7着もラストは外からそれなりに伸びていた。前走のペガサスワールドカップは前が飛ばす形で展開は向いたが、後方追走から巧みに最終コーナーを回るとラストは際立つ伸びを見せてナショナルトレジャーをクビ差まで追い詰めて2着。昨年から地力強化が著しい馬で前走はGⅠで初連対、脚質的に展開の助けは欲しい馬だが今回のメンバー構成なら前はそれなりに速くなりそう。前が失速する流れなら上位へ食い込む可能性は十分。
4デルマソトカゲは昨年のUAEダービー馬でBCクラシック2着。2歳時に全日本2歳優駿を勝ち海外を転戦、UAEダービーはスタートからハナに立ち、直線は2着ドゥラエレーデに5馬身1/2差を付け楽勝。ケンタッキーダービーではスタートが決まらず中団からの競馬になったが、3〜4コーナーから徐々に外から追い上げ6着に健闘。前走のBCクラシックはスタート五分で好位に付け、向正面半ばを過ぎた辺りから追い通しで決して手応えは良く見えなかったが、直線に入ると加速し、ラストはホワイトアバリオに1馬身差まで迫る2着に入った。前走は秋に1走使えていたらと思わせる内容だったが、追われて非常に長く持続する脚を見せたし、UAEダービーのレース振りからも持久力を活かした消耗戦、アメリカ競馬のような流れが向く馬だろう。今回は先行勢が多く、そんな得意な流れになりそうだし、キングアブドゥルアジーズの馬場も昨年のサウジダービーで経験、3着と適性を見せている。今回想定される展開や馬場適性からは日本勢では一番か。
馬券は14ホワイトアバリオ中心の馬単、三連複で買いたいですね。
尚、2024サウジカップデーは以下の通りグリーンチャンネルで無料生中継されます。
それでは皆さん、グッドレースを!!