2月22日(木) 2024 兵庫ユースカップ(重賞) 西日本交流 3歳定量 1着賞金700万円 姫路1400m 発走16:15




西日本地区の3歳限定1400m重賞。ダート競馬新体制により、兵庫ユースカップ→ネクストスター西日本→JpnⅡ兵庫チャンピオンシップという3歳スプリントシリーズが出来上がり、特に来月に行われるネクストスター西日本の直接的な前哨戦の立ち位置になりました。昨年末の園田ジュニアカップ上位組は不在で、先日名古屋に遠征したマルカイグアスなどは兵庫優駿を目指した中距離を意識したローテーションを組まれそうですし、これからは兵庫の中でも明確に路線が分かれる可能性はありそうですね。今年の遠征馬は高知の2頭、いずれも地元2〜3歳路線ではトップクラスを形勢している馬達で、今回のレースで兵庫3歳勢との力関係がある程度見えてきそうですね。




◎7リケアサブル(高知)

○5インテンシーヴォ(兵庫)

▲3ワンウォリアー(高知)

△2ダイジョバナイ(兵庫)、8プレストマーヴェル(兵庫)、1クラウドノイズ(兵庫)




7リケアサブルは地元重賞で2戦連続の2着。2走前のネクストスター高知は少し立ち遅れ加減のスタートで道中は中団で脚を溜める競馬、4コーナーではバラけたインコースから伸びて2着。前走の金の鞍賞はスタート五分で先団インコースを追走、直線は勝ち馬には放されたが、ラストまでしっかり脚を使って2着。前走のような先行する競馬がベストとは思うが、これまでのレースからスタートは速い方ではないが、多少遅れても2走前のように差す競馬が出来る自在性がある。近2走の勝ち馬プリフロオールインは現在の高知2〜3歳路線を代表する馬で、その馬に連続2着、前走は同馬に完敗の内容も3着以下には6馬身と決定的な差を付けている。1400mを続けて使われているのも好感で、鞍上的にも勝負気配は十分。輸送による極端な馬体減が無ければ力を見せてくれるだろう。

5インテンシーヴォは道営から兵庫へ転入して4戦目を向かえる。笠松へ遠征した前走のゴールドジュニアはスタートで遅れたが、道中は馬群でしっかり脚を溜めると3〜4コーナーから一気に前へ進出、直線も良い伸びを見せて3着に入った。今回は初の1400mになるが、前走は多少引っ掛かっていた面があったし、2走前の1700m戦も勝つにはかったがスタートから少し力味加減の追走だったので、この距離短縮がプラスに働く可能性はありそう。前走の3〜4コーナーからの脚色からは差す形の方が持ち味が出そうな馬で、その意味では脚を溜めるには丁度良い枠順。前走も輸送競馬だったので初の姫路でも上手く対応出来るだろう。

3ワンウォリアーは重賞実績は無いが、高知で5勝をあげている。昨年は11月から年末にかけて異なる距離で3連勝。前走の土佐水木特別は外からハナを切ったプリフロオールインを見ながらインコース3番手を追走、3〜4コーナーから外に持ち出して先頭に並び掛けるも直線でもうひと伸びした勝ち馬には及ばす2着。前走は敗れはしたが、強い勝ち馬相手に強気に勝ちに行く競馬で0秒2差と高く評価出来る内容で、3着馬に付けた9馬身の差からもこの馬の力が窺える。長く持続する脚を使える馬だけに少し距離は気になるが、近走の充実振りなら1400mの重賞でもやれそうな雰囲気はある。馬格がある馬なので輸送に関しては同じ高知のリケアサブルより分はありそう。





馬券は7リケアサブル中心の三連複、三連単で買いたいですね。