2月18日(日) 2024 フェブラリーステークス(GⅠ) 4歳以上定量 1着賞金1億2000万円 東京ダート1600m 発走15:40






いよいよ今年最初のGⅠフェブラリーステークスを迎える訳ですが、個人的に兵庫・園田のイグナイターが出走すると決まってからは今までに無い高揚感が毎日続いていました。昨年JBCスプリントを優勝した時点から来年更なる夢を見させてくれると思っていましたし、周知の通りドバイゴールデンシャヒーンの招待も届きました。自分も園田で厩務員として働いていた時は「いつかここから中央のGⅠを勝つような馬が出て来て欲しい」と思っていましたが、当時の兵庫は賞金も安く、全体的に冷めた厩舎地区の雰囲気からも中々現実は厳しく夢物語に近かったですね。今回出走するイグナイターはJpnⅢを連勝、JpnⅡも優勝、更にはJpnⅠも制覇、そしてJRAフェブラリーステークス、その先にドバイ・・・まだアラブ系競走馬が走っていた99年に兵庫県競馬はサラブレッド系競走馬を導入、その当時を想うとこういう馬が出て来てくれて本当に感慨深いです。


今回は予想と言うより応援にはなりますが、期待はイグナイターの優勝、それしか考えられません。ここから更なる夢の続きを見せて欲しいですね。




◎1イグナイター(兵庫)




1イグナイターは昨年のJBCスプリントを優勝、2年連続NAR年度代表馬として堂々JRAGⅠに登場。

これまで黒船賞、かきつばた記念、さきたま杯、JBCスプリントとダートグレード競走を4勝。昨年春のさきたま杯は直線でスマイルウィ、バスラットレオンの間を割って抜け出し優勝、続く地元の園田チャレンジカップはあくまで次へ向けての叩きと陣営はコメントしていたが、スタートから鞍上は速いペースを意識して走らせ、結果スピードの違いで完勝。2走前のマイルCS南部杯はハナを切ったレモンポップに真っ向勝負を挑む形で番手追走、直線は放されたがJRAのGⅠ/JpnⅠ馬3頭を含めた強豪を抑えて2着に粘った。前走のJBCスプリントでは1200mのスペシャリスト相手にも楽に先行、直線は前有利な大井ダートの特性を踏まえ早めから抜け出し、ラストは外から猛追するリメイクを抑え優勝。前走後は宇治田原優駿ステーブルへ放牧、当地の坂路でしっかり乗り込まれ、園田へ帰厩してから中間の追い切り、最終追い切りの動きも非常に軽快で、調教師曰く「今までで最高の仕上がり」とコメント、調教後馬体重はプラス27キロも東京までの輸送を計算し、丁度515キロ前後で当日を迎えられそう。ベストは1400mだがJRA在籍時に東京ダート1600mのデビュー戦を7馬身差で圧勝、一昨年のマイルCS南部杯は不良馬場だったが1分34秒8、昨年のマイルCS南部杯は稍重で1分35秒8と締まったダートで好走しているように距離は大丈夫だし、絶頂期の今なら持ち時計以上にも対応出来るはず。枠順は1番枠になったが、今回手綱を任された鞍上の西村淳也騎手は内枠が欲しかったようで、包まれないようにある程度出して先行態勢を取るだろう。とにかく鞍上には自身の初GⅠ制覇も懸かっており、馬の力を信じて勝ちに行く騎乗をして欲しい。コースは経験済みでも、久しぶりの芝スタートでこの枠順なので、とにかく五分にはゲートを出て前めのポジション、道中はイン3番手辺りで追走し溜めを効かせた状態で直線を向かえたいところ。

限られた環境下でも頑張れば夢は叶うと信じているし、力を出し切って是非優勝して欲しい。




馬券は1イグナイターの「がんばれ」馬券を買いたいですね。