3月26日高知競馬場で行われるダートグレード競走・JpnⅢ黒船賞選考競走、その3競走目。第1段の大高坂賞(地元馬限定1400m)はグッドヒューマー、第2段の黒潮スプリンターズカップ(地方全国交流1300m)はヘルシャフトがそれぞれ優勝しました。選考競走の中では一番距離が長い1600mになりますが、地元最高峰のレースである黒船賞を目指す馬は多く居そうですね。全国交流の黒潮スプリンターズカップとは違い、こちらは地元馬限定戦ですが、非常に好メンバーが揃い黒船賞へ向けた見応えある熱戦が期待出来そうです。
◎10ガルボマンボ
○6デステージョ
▲5ロードブレス
△9モダスオペランディ、2ダノンジャスティス、7グッドヒューマー、3ヒカリオーソ
10ガルボマンボは昨年に続くだるま夕日賞連覇が懸かる。これまで22年高知優駿など重賞6勝をあげている強豪で、前走の高知県知事賞は出遅れて後方から追い上げた勝ち馬は強かったが、ラストは同馬と一騎打ちの末2着、敗れはしたが2400mの距離で存分に持久力を活かした勝ちに等しい内容。今回はマイル戦で、本来は中距離以上は欲しいタイプだが、通算(5・0・3・1)と数字上は得意な距離で、重賞も2勝している。直線で内を突いて来るイメージがある馬だが、勝負どころに掛けて徐々に加速を付けて行きやすい意味では今回の枠順は良いだろう。地元のマイル以上の重賞は常に勝負が掛かる馬。
6デステージョはメンバー唯一の明け4歳馬。昨年3歳時の三冠は2、3、2着と、いずれの勝ち馬であるユメノホノオの影に隠れた感じだったが、トップクラスの活躍。古馬との重賞では上位に顔を出せていないが、前走1300mのA2戦を楽勝、勢いに乗って得意距離のマイルなら改めて期待は持てそう。前走は外枠からの逃げ切りも、これまでの走りから位置取りに融通が効くタイプで、ここは内のダノンジャスティス、隣りのグッドヒューマーが行くなら控えて好位に付ければ良い。2歳時はダートグレードの兵庫JGPで3着の実績があるし、古馬相手の高知県知事賞を制したユメノホノオに次ぐ立場だけにもっと走れていい馬。
5ロードブレスは20年の日本テレビ盃を制したダートグレードホース。昨年11月から高知へ転入、初戦、2戦目とともに後方追走から一気の捲りで楽勝。1番人気に支持された前走の高知県知事賞も道中の追走具合は悪くはなかったが、早めから脚を使わされた形で、結果的に2400mの距離もこたえた印象。前走内容から現状では脚をきっちり使い切れるマイルくらいが合っている感じで、適距離なら巻き返しの期待は十分に持てるだろう。今回は鞍上に吉原寛人騎手、転入2戦の走りが圧巻だっただけに力を出し切れればあっさりも。
馬券は10ガルボマンボ中心の三連単、三連複で買いたいですね。