2月11日(日) 2024 共同通信杯(GⅢ) 3歳馬齢 1着賞金4100万円 東京芝1800m 発走15:45





先週行われたきさらぎ賞と並び、クラシックへの登竜門と言われる共同通信杯。西のきさらぎ賞は京都競馬場ですが、東の共同通信杯が行われるのは日本ダービーと同じ東京競馬場。3歳馬にとって日本ダービーが頂点にあたる競走で、きさらぎ賞との比較ではこちらの方が重要度は高い印象ですね。今年は暮れの朝日杯FSの1、2着馬が登場、2頭とも関西馬ですがダービーを目指し東京コースを経験させておきたいと言う陣営の思惑はあるでしょうし、やはりGⅢ格付け以上に注目度が高いレースです。




◎4ミスタージーディー

○1べラジオボンド

▲6エコロヴァルツ

△9ジャンタルマンタル、7パワーホール、5ショーマンフリート、2ディマイザキッド




4ミスタージーディーはデビュー戦を快勝して挑んだホープフルステークスで不完全燃焼と言える内容で5着。そのホープフルステークスは大外枠に加えスタートで遅れ後方追走、脚は十分に溜まっていたが直線で進路を失い、ほとんどまともに追えない状況ながらラストはインから鋭く伸びて0秒5差5着まで追い上げた。ホープフルステークスはそれなりにペースは流れたので、結果後方からレースを進め展開は向いたが、それでも非凡な能力を感じさせる強い内容。今回は遅い流れになりそうなので序盤の折り合いはカギになるが、前走のラストの末脚から広く直線の長い府中は合っているだろう。鞍上的にも力を出し切れなかった前走は悔しい結果だろうし、クラシック出走へ向け賞金加算が求められる素質馬だけに勝負度合いは高い。

1べラジオボンドはデビュー2戦目での重賞挑戦。阪神芝1800mのデビュー戦は好位で前に馬を置く位置を追走、直線は外に持ち出されて追い出されると残り1Fから一気に後続を引き放して完勝。スローな流れでもきっちり折り合っていたし、瞬発力も上々で、ラストは鞍上が手綱を抑えてゴールしたようにまだまだ余力を感じさせる内容。追われて直線中盤辺りからの加速の付き方を見ると府中の長い直線は合っていそう。開催2週目を考えると馬場の良いところを走れる絶好枠が当たったし、後は上手く前を捌けるかどうか。デビュー戦を使われた上積み込みで重賞でも楽しみはある。

6エコロヴァルツは暮れの朝日杯FS2着馬。デビュー2連勝で挑んだ前走の朝日杯FSはスタートはまずまずだったが、道中序盤で窮屈になる場面があり、無理せず後方待機、結果腹を括った作戦が功を奏しラストは馬場の大外から良い伸びを見せて2着。鞍上が前走で新たな一面を引き出した形だが、元々は掛かるくらいの気性で先行力が武器の馬。それだけにスロー濃厚な今回は折り合いがポイントになるが、この枠順なら鞍上が上手く前に馬を置いた位置を取ってくれそう。今の東京の馬場では前走のような極端に後方大外一気では厳しい印象で、その辺りは鞍上は考えて乗ってくれるだろう。




馬券は4ミスタージーティー中心の三連単、三連複で買いたいですね。