2月4日(日) 2024 きさらぎ賞(GⅢ) 3歳馬齢 1着賞金4100万円 京都芝1800m 発走15:35




3歳クラシックへの登竜門・きさらぎ賞。来週の東京では同じく3歳馬による共同通信杯が控えており、いよいよクラシックの足音が聴こえて来た感じですね。年明けから始まった京都開催も一カ月が経過、時計が掛かる馬場にはなっていますが、先週ではインコースを立ち回った先行馬も上位争いしており、外差し有利な馬場とも言えないレースはありました。今週からCコースに替わり、土曜日の芝レースを見た限りは極端にイン有利な感じでもありませんし、馬場の真ん中から外の差しタイプに分がある感じですね。まあ、天気も安定しない感じなので予想が悩ましいところです。




◎12ビザンチンドリーム

○4ヴェロキラプトル

▲9ジャスティンアース

△8ファーヴェント、2インザモーメント、6ナムラエイハブ、7レガーロデルシエロ




12ビザンチンドリームはキャリア1戦、新馬戦からの重賞制覇を狙う。阪神芝2000mのデビュー戦は出負けし促しながらも後方からの競馬、前半1000m62秒の流れも折り合いは問題無く追走し、外を回しながらも直線はあっさり3馬身差を付ける完勝。2〜3着はペースを味方にした先行馬が残った形で、スタートから展開面を考えると、上がり最速33秒9も去ることながら直線での際立つ脚を見ても非常に強い内容。今回もデビュー戦に続きスローな流れになりそうだが、ペースが落ち着いたデビュー戦でも道中で酷く掛かる仕草は見られなかったし、距離はもう少しあった方が良い感じも対応は出来るだろう。広い外回りコース自体は脚質面からは合っていそうだし、前走のレース内容からむしろ外枠はプラスか。荒れ馬場・道悪適性は未知なだけに良馬場が良いとは思うが、血統面からは力の要る馬場にも対応してくれるだろう。高いパフォーマンスだったデビュー戦の内容から重賞でも上位争いか。

4ヴェロキラプトルはホープフルステークス10着からの巻き返しを図る。2走前の野路菊ステークスは7頭立ての大外枠だったが前を見る位置で折り合って追走、直線は外から抜け出して優勝。前走のホープフルステークスは枠順的な面や好スタートを切った事もあり少し促しながらハナへ行ったが、掛かり加減に2〜3番手の馬も前へ、早めからシンエンペラーに並び掛けられる展開面が厳しかったのか10着。野路菊ステークスからひと息開いた事や成長分込みとはいえ、極端なプラス体重も幾分影響したか。今回は久々を使われた分、馬体重の増減に関わらず馬体は締まって来そうだし、粘りは前走以上に増してくるだろう。血統的に力の要る馬場は悪くないし、メンバーを考えると今回もハナの可能性はあるが、もちろん2走前のように控える競馬も出来る。どちらにせよ極端に速い上がりの勝負にならなければ好勝負になりそう。

9ジャスティンアースは今回と同じ京都芝1800mの未勝利戦を優勝しての重賞出走。京都芝2000mのデビュー戦は遅いスタートから最後方の位置、徐々に先団へ取り付き、勝ち馬から0秒4差3着とまずまずの内容。前走の未勝利戦は五分のスタートから先行態勢、ペース的に少し掛かり気味だったが4コーナーを持ったままで回ると直線は抑え切れない手応えから抜け出して優勝。力味加減で走る面はあるが、デビュー2戦の内容からは位置取りに融通は効く感じ。重馬場のデビュー戦で好走しているように、今の力の要る京都の馬場には対応出来るだろう。行きたがる気性が見受けられる馬だけに、下手に控える形を取るより、前走のように馬の行く気に任せた先行策から抜け出すような競馬が理想。




馬券は12ビザンチンドリーム中心の三連複、三連単で買いたいですね。