2月4日(日) 2024 東京新聞杯(GⅢ) 4歳以上別定 1着賞金4100万円 東京芝1600m 発走15:45




春のヴィクトリアマイル、安田記念と同じ舞台設定という事もあり、2月開催のGⅢながらそこを目指す有力な顔触れが揃った印象ですね。開幕2週目の東京競馬、定石通り内前有利な馬場。土曜日の古馬1勝クラスで1分32秒8、オープンクラス・重賞なら1分32秒前半くらいの持ち時計は欲しいところです。今の馬場で後方待機組に関してはスローで大外ぶん回しでは流石に厳しいと思いますし、如何に内を捌いて来れるかが重要。基本的には内寄りの枠・速い持ち時計・出来れば先行脚質。




◎5ウインカーネリアン

○8ホウオウビスケッツ

▲6マスクトディーヴァ

△7ジャスティンカフェ、1サクラトゥジュール、16アヴェラーレ、10ダノンタッチダウン、4ルージュリナージュ、14サウンドビバーチェ




5ウインカーネリアンは昨年の東京新聞杯優勝馬で連覇が懸かる。その昨年の東京新聞杯では馬場、枠順が最大限に活きた形ではあるが、後のGⅠ馬であるナミュールをクビ差抑えて優勝。以降はもうひと押し足りない結果が続いているが、いずれもハイレベルなメンバー相手のレースで大きく放された敗戦ではなく、前走のBCマイルでも好スタートから果敢に先手を取り、持ち前のスピードは十分に見せた。今回は成績的に苦手な休み明けにはなるが、間隔を十分に空けて調整され、最終追いも非常に良い動き。綺麗な馬場で行われる東京マイルは最も力は発揮出来る舞台設定で、時計面はもちろん、今年も先手を取りやすい絶好枠が当たった。ブリンカー着用で更に行きっぷりが増したなら連覇の期待は大きい。

8ホウオウビスケッツはデビュー戦以来のマイル戦。昨年春のスプリングステークス2着後の皐月賞は17着に敗れたが、続く日本ダービーでは16番人気と低い評価も、先行策から渋とく粘り、勝ち馬に0秒2差6着と健闘した。ダービー以来の出走となった前走の中日新聞杯では当日に早くからテンションが上がり、肝心なレースでもユニコーンライオンより前へ行ってしまう掛かり具合で直線失速、12着に終わった。前走の内容から今回の距離短縮はプラスに働きそうで、皐月賞の大敗振りから綺麗な馬場の方が良さそう。マイルの持ち時計はデビュー戦での物であまり参考にはならず、明けて伸び盛り4歳の成長力、掛かるくらいのスピード能力なら高速決着にも対応出来そうな感じはある。鞍上が3週続けて美浦まで追い切りに騎乗しに行った事から勝負度合いは高そうで、その鞍上からは先行策をほのめかすコメントも。叩き2戦目で更に上昇、マイル戦で新味が出れば楽しみはある。

6マスクトディーヴァは今回が初のマイル戦。昨年のローズステークスでは中団追走から直線外から早めに抜け出し日本レコードで優勝。前走の秋華賞に関して、リバティアイランドは次を見据えた仕上げで単純には言えないが、勝負どころから外に持ち出すまでのロスが非常に勿体なく、直線での脚色からもう少し際どく、又は馬群を捌いて直線を向かえていれば差し切れたのではないかとも思わせる0秒1差2着。リバティアイランドは続くジャパンカップでイクイノックスの2着、ローズステークスの2着馬ブレイディヴェーグは古馬相手のエリザベス女王杯を優勝、その馬との比較からも能力の高さを窺える。ワンターンのコースは良いし、高速馬場も問題無く、初のマイルでも中団辺りに付けれれば十分やれるだろう。




馬券は5ウインカーネリアン中心の三連単、下位評価の馬は三連複で押さえて買いたいですね。