2月1日(木) 2024 梅見月杯(重賞)  地方全国交流 4歳以上別定 1着賞金900万円 名古屋1500m 発走20:05





全日本的なダート競馬改革により、昨年までの名古屋大賞典トライアルから今年はかきつばた記念トライアルになった梅見月杯。名古屋大賞典トライアルの時から地方全国交流で実施されてきましたが、今年も変わらず各地から遠征馬が出走し、多彩なメンバーになりました。やはりハイレベルな南関勢は強そうですが、他地区・地元勢もそれなりに良い馬が出走していますし、非常に興味深い一戦。2月29日に同舞台で行われるかきつばた記念を見据えた馬達も多そうなだけに、距離短縮・時期変更の初年から楽しみなレースです。




◎12ベイビーボス(兵庫)

○10ボヌールバローズ(大井)

▲6サヨノグローリー(浦和)

△7ブンブンマル(名古屋)、5ヨハン(笠松)、9ナイトオブバンド(船橋)、11メルト(名古屋)




12ベイビーボスは元JRA4勝の実績馬で、昨年11月に兵庫へ転入。

転入初戦は自分の形に持ち込んで後続を突き放した勝ち馬は強かったが、好位から直線インコースから良い伸びを見せて2着、3着以下に4馬身差を付けた。前走も好位、先団を見る位置でレースを進め、3〜4コーナーでは外から前を一気に捲る形で早め先頭、直線は3馬身差を付けて完勝。JRA在籍時の4勝は全て1200m、筋肉が詰まり丸みを帯びた馬体で見た目も短距離馬のそれだけに今回の1500mがポイントだが、近2走は1400mでもしっかり溜めを効かせた競馬が出来ているし直線での脚色も良かったので、この100mの距離延長は問題無いだろう。転入して今回で3戦目になるので状態は安定、コースを考えればこの外枠は良いし、道中どこかでひと脚を溜めれれば好勝負になりそう。

10ボヌールバローズは昨年9月の秋の鞍に続く2度目の名古屋遠征。東京ダービー大敗後は距離を短くし、地元の1400m戦を優勝。続く1番人気に支持された秋の鞍では終始競られる形になるもラストまで渋とく粘って2着と、展開が向いてクビ差先着した勝ち馬より強い競馬。園田の楠賞ではハナを奪ったが道中でカラ馬に絡まれ、一時はスペシャルエックスに先頭を奪われる厳しい形も、直線は再び前を交わすと4馬身差を付ける強い競馬で優勝。前走の兵庫ゴールドトロフィーはJRA勢相手、結果9着に終わるも、スタートから果敢に先手を取ってスピードは見せたし、勝ち馬から0秒9差なら上々の内容。今回はJRA勢は居ないし、名古屋コースも経験済みで2度目、メンバー的には恐らくここもハナ。2走前のように控える形になっても問題無いだけに、今回は前走からの巻き返しを大いに期待出来そう。

6サヨノグローリーは浦和からの遠征馬で、今回が初の南関東以外での競馬。早くから重賞で上位争いし東京ダービーにも出走した素質馬で、1400m近辺の距離を中心に使われて本格化。昨年7月のプラチナカップでは外目の好位から直線抜け出し、追撃して来たアマネラクーンを抑え優勝、重賞初制覇を飾った。近2走はいずれも5着だが、マイルグランプリは休み明けに加え出負け、ゴールドカップは勝ち馬は強かったが、上手くインコースから脚を使い内容自体は悪くなかった。今回は前走より相手関係は軽くなるし、休み明けから3走目で更に状態は上がっているだろう。距離も問題無く、初コース・右回りに対応出来れば力的には十分勝ち負けになる。




馬券は12ベイビーボス中心の馬単、三連単で買いたいですね。