1月28日(日) 2024 黒潮スプリンターズカップ(重賞) 地方全国交流 4歳以上定量 1着賞金1200万円 高知1300m 発走18:15



*1番グッドヒューマーは出走取消です。


過去このレースを連覇している兵庫イグナイターは今年も登録はありましたが、先日発表されたようにフェブラリーステークスに目標を定め回避。その為、絶対的な馬は不在になりましたが、それでも地元馬・遠征馬共に非常に興味深いメンバーが揃いました。黒潮スプリンターズカップは3つある黒船賞選考競走の1つで、1月14日に第1段の大高坂賞(1400m)が行われグッドヒューマーが優勝。後は2月11日のだるま夕日賞(1600m)が控えていますが、どの馬が黒船賞に名乗りを挙げて来るか楽しみです。




◎9ヒカリオーソ(高知)

○1グッドヒューマー(高知)*出走取消

▲3ロンドンテソーロ(佐賀)

△8レベルスリー(高知)、10ナムラゴロフキン(高知)、5ヒメツルイチモンジ(兵庫)、11ヘルシャフト(高知)、4ロイズピーク(高知)




9ヒカリオーソは川崎在籍時に19年東京ダービーなど重賞3勝、20年川崎記念2着の実績馬。鼻出血の影響もあって成績が落ち、一昨年夏に高知へ転入、計16勝をあげる活躍。2走前の高知県知事賞は久々の2000m超えの長丁場、2400mが堪えた印象で6着に敗れたが、前走の1400m戦のオープンではスタートから十分溜めを効かせた逃げを打ち、3〜4で二の脚を使って完勝。前走や4走前の走りからも現状は1400mくらいの距離が合っており、1300mも通算(4・1・1・1)と得意。前走は好スタートを切ったので行き脚を付けて逃げたが、位置取りに融通が効く馬なので行きたい馬が居れば先に行かせ、今回は先団を見る位置で競馬をすれば良いだろう。全国交流と言ってもそこまで絶対的な存在は見当たらず、19年以来の重賞勝ちのチャンスも十分。

1グッドヒューマーは昨年の珊瑚冠賞優勝、10歳の今年も大高坂賞を優勝し重賞2勝目をあげた。元JRA3勝馬で21年に高知へ転入し9連勝、昨年9月の珊瑚冠賞を逃げ切って優勝、ついに重賞制覇を果たした。2走前の黒潮マイルCSは内を突いたガルボマンボに敗れたが、1周目のスタンド前からアポロティアモに競られる厳しい形ながら2着を死守。前走の大高坂賞は激しい先行争いが予想されたメンバーだったが、好スタートから気合いを付けてハナへ行くと直線もそのまま脚色が衰える事なく逃げ切り。高知では1400mで8勝、1300mでも2勝をあげているように高いスピードが持ち味の馬で、スタートも速い。同型が揃った前走でもすんなりハナを切ったように、1コーナーまでの距離が短い1300mで1枠なら行く気になれば今回もハナを奪えそう。遠征馬を含むメンバーでも自分の形なら。*出走取消

3ロンドンテソーロは佐賀からの遠征馬で、元JRAオープンクラスの実力馬。JRA4勝、大井1勝の実績通り、佐賀へ転入してからも重賞勝ちを含め4勝と存在感を見せている。3走前のウインタースプリントは番手追走から3〜4コーナーで早めに先頭に立つと2着に0秒5差を付けて完勝。中島記念は距離的に度外視出来るレースで、前走のゴールドスプリントではリーチに敗れはしたが、3着の大井ティアラフォーカスに0秒5差を付けて2着、以下各地の強豪を抑えた内容は高く評価出来る。安定した先行力が魅力で控えても競馬は出来るが、もちろんスタート次第・他の出方によってはハナの可能性も十分。初コースもJRAの各競馬場や大井にも対応して来た馬なので特に気にならない。メンバー構成からも勝負を見込んだ遠征だろう。




馬券は9ヒカリオーソ中心の馬単、三連複で買いたいですね。