1月24日(水) 2024 金盃(重賞) 4歳以上別定 1着賞金2200万円 大井2600m 発走16:35




金盃はダート重賞では国内最長距離で、大井競馬場では秋の2400m戦・東京記念と双璧を成すレース。年間行われる数少ない長距離ダート重賞だけに今年も砂の長距離砲が多く揃いました。まあ、2400mの園田・六甲盃は今年から1870mに短縮されましたが、岩手・北上川大賞典、金沢・北国王冠、笠松・オグリキャップ記念、佐賀・九州大賞典など2400m超えの重賞は今でも僅かですが各地で行われています。ひと昔前は東京ダービーは2400m、東京大賞典も2800mでしたから時代の流れを感じてしまいます。貴重なダート長距離重賞だけにスタミナ自慢は揃いましたが、冬の寒さを吹き飛ばす熱戦が期待出来そうです。




◎8セイカメテオポリス(大井)

○10ヴェルテックス(大井)

▲5マンガン(船橋)

△14ミヤギザオウ(大井)、7コスモポポラリタ(大井)、11アンタンスルフレ(浦和)、15ランリョウオー(浦和)、9エイシンピストン(大井)、6マテリアルガール(浦和)




8セイカメテオポリスは昨年オグリキャップ記念、大井記念、東京記念と重賞3連勝。JRA勢相手のダートグレードにも積極的に挑戦し、上位までには届かないがきっちり自分の脚は使って善戦。3走前は馬体減り、近2走はJRA勢との瞬発力の差が出た敗戦。過去2年の金盃で3着、2着と距離実績は十分だが、最近の走りからは少しズブくなってきた印象もあるだけに2600mは大歓迎。今回は別定重量戦で57キロを背負うが、JRA勢不在の南関馬同士なら明らかに力は上位で、鞍上にも重賞3連勝の時と同じく吉原寛人騎手。ここなら存在感を見せてくれるだろう。

10ヴェルテックスはJRA在籍時にダートグレードの名古屋グランプリを優勝。

昨年9月の2走前・東京記念は積極的に先行する競馬、直線は瞬発力を発揮した馬達に置かれたが、ラストは盛り返して0秒6差5着と転入初戦としては上々の内容。前走の埼玉新聞栄冠賞も番手追走の競馬だったが、早めからジョエルに外から被せられる厳しい形になり5着。転入2戦目は正直もう少し走りそうな気はしたが、それでもゴールまで下がる事無く渋とく粘っていた。2500m時代の名古屋グランプリ優勝も去ることながら、2走前のラストの走りを見ても前走からの距離延長は歓迎で、転入3戦目で更に前進。今回こそ本領発揮か。

5マンガンは21年の金盃で9馬身差の圧勝。昨年は重賞勝ちこそ無かったが、2400mの東京記念トライアルを優勝、重賞では金盃で0秒2差、東京記念は0秒4差といずれも4着と力は見せている。近2走は相手関係、追走具合から距離が短く度外視出来るレースで、やはり成績通り2000mを超える距離で南関勢同士なら上位の位置付けになる。相手関係はともかく、出遅れながらも向正面から一気に進出して2着に追い上げた3走前は強い内容で、バテずにあれだけ長く脚を使った走りからもやはり長距離適性は高い。21年金盃の強さが今でも非常に印象的で、あれから特別衰えた感じもしない。近走着順だけで評価を落とせない馬だろう。




馬券は8セイカメテオポリス中心の馬単、三連複は相手を手広く押さえて買いたいですね。