西日本交流重賞ですが今年は名古屋からニジイロハーピー1頭だけの参戦。遠征馬は気になりますが、地元所属馬にとってはのじぎく賞はもちろん、距離を考えると今年創設されました3月下旬に予定されているネクストスター西日本へのステップにもなりそうですね。近年の兵庫クイーンセレクション(旧園田クイーンセレクション)は一環的な3歳牝馬の地区交流重賞みたいな形になっていますが、桜花賞トライアル地区代表馬選定競走というのが本分で、勝ち馬には桜花賞トライアルへの出走権が与えられます。創設当初の勝ち馬はほぼ桜花賞トライアルへ挑戦していましたが、近年はトライアルへの挑戦が薄らいでいます。18年スウォナーレ(フィリーズレビュー17着)以来の桜花賞トライアル挑戦も久しぶりに見たいな〜。
◎11スービーズ
○4ニジイロハーピー(名古屋)
▲12プリムロゼ
△5ラブミーテキーラ、10エスヴィラージュ、3クライムエンジェル、6ティラミスアイ
11スービーズは北海道→大井を経て兵庫転入2戦目。北海道在籍時は勝ち星はあげられなかったが2着1回3着4回と善戦。大井転入初戦では楽に先行すると直線抜け出して優勝、2走前は終始3頭横並びの展開で厳しく9着に敗れたが、スタートから持ち味のスピードは見せた。兵庫転入初戦の前走はスタートからハナへ、勝負どころでは捲られる形になったが、再び盛り返して2着。転入初戦として悪くない内容だったし、ハイレベルな地区で勝ち負けしてきた力は見せた。現状はハナがベストだが大井で勝った時のように逃げなくても競馬は出来るので他が無理に先手を主張するようなら番手でも大丈夫だろう。転入2戦目の上積みが見込め、メンバー的にもすんなりハナなら首位争いになりそう。
4ニジイロハーピーは近走の重賞で3着、2着。前走のライデンリーダー記念はマイナス13キロの馬体だったが、先団を見る位置から直線は外に出して良い伸びで2着。勝ち馬ミトノユニヴァースは新春ペガサスカップで重賞3勝目をあげた東海地区世代トップクラスの1頭で、その馬に4馬身差を付けられたが、3着以下には2馬身差を付けており、この馬も世代水準以上の力は証明した。流石に今回もマイナス体重だと心配だが、門別から名古屋に転入した昨年9月のレースでは優勝しており、輸送に対応出来る下地はある。ただ1頭の遠征馬だが、これまで強い相手に好勝負して来た馬だけに重賞成績も含め、メンバー的には実績は最上位ともとれる。先団を見る位置から勝負どころで上手く外へ出せれば。
12プリムロゼはデビュー戦で後の園田ジュニアカップ優勝馬マルカイグアスの2着、通算5戦し1着2回2着3回。3走前の認定戦は早めから勝ち馬クラウドノイズに脚を使わされる形で差が開いたが、3着以下には7馬身差を付けて2着。2走前はインコースから脚を伸ばして2着だが、ここでも3着以下に7馬身差を付けた。前走は外から前を見る位置を追走し、ゴール寸前でクライムエンジェルを交わし優勝。これまでのレースからスタートは速い方だし、前走の走りからも追って渋とく長く脚を使える馬。外が有利な姫路の馬場傾向や、早めからでも仕掛けて行ける意味では今回の大外枠はこの馬にとって歓迎だろう。馬体重からも一戦毎に地力強化・成長も感じられる。メンバー的にも好位からひと脚を使う形でここも好勝負。
馬券は11スービーズ中心の馬単、三連複で買いたいですね。