1月21日(日) 2024 アメリカジョッキークラブカップ(GⅡ) 4歳以上別定 1着賞金6200万円 中山芝2200m 発走15:45




中山競馬は最終週、その中山開催を締め括る別定重量戦・アメリカジョッキークラブカップ。別定重量のGⅡではありますが、年明け3週目・最終週の馬場というのもあってかメンバー的にはややGⅢ寄りかな?という印象はありますね。まあ、最終週の力が要る馬場を得意とする馬にとってはGⅡの高額賞金も含め力が入る一戦になるでしょう。




◎12ボッケリーニ

○4ショウナンバシット

▲11チャックネイト

△1マイネルウィルトス、10ラーグルフ、7アドマイヤハレー、3モリアーナ、2クロミナンス




12ボッケリーニは明け8歳になるが昨年12月まで、常にGⅡ、GⅢでは上位争いを続けている。昨年の宝塚記念7着以外は崩れず走り、その宝塚記念でも一旦は最後方になり直線は少し窮屈になりながらもインコースから伸びて0秒5差と悪くない内容。続く休み明けの京都大賞典は直線で勝ち馬に閉められそうになる場面があり、前走のチャレンジカップは厳しい馬群を捌いての競馬でいずれも勝ちに等しいタイム差無しの2着。展開・馬場を問わず堅実に走って来るし、今回はGⅡとはいえ、そこまで恐さを感じるメンバーでもない。8歳でも衰えは無いし、終い重点の最終追い切りからも状態は高いレベルで安定。最終週の馬場、道悪になるならこの枠順はむしろプラスに働くだろう。

4ショウナンバシットは昨年の皐月賞5着馬。

近走は結果が出ていないが、距離や馬場、相手関係などが噛み合わず、その中でも3走前の神戸新聞杯ではそれなりに良い伸びを見せて0秒4差と悪くない走り。重馬場だった皐月賞5着も去ることながら、1勝クラスや若葉ステークスでは水分を含んだ馬場で優勝しており、今回の雨予報、力の要る馬場は大歓迎だろう。位置取りはスタート次第だが、昨年春までは好位からの競馬もしており、今回の顔触れなら先行策もありそうな感じ。日経新春杯を回避してのAJCCに切り替えた辺りからも中山コースに対して陣営は良いイメージを持っている表れだろう。

11チャックネイトは初の重賞挑戦となった前走のアルゼンチン共和国杯で同着となる3着。2走前の準オープン戦は中団追走から直線は並び掛けられて交わされそうでも交わされず、そのまま伸び切って優勝。前走のアルゼンチン共和国杯では中団できっちり折り合い、直線は外に持ち出されるとラストまで渋とく伸びて3着同着。勝ち馬ゼッフィーロは次の香港ヴァーズで2着、重賞初挑戦でその馬から0秒2差なら十分な内容。力の要る馬場も2走前で結果を出して問題は無く、中山芝2200mは今回で4度目、過去3走し勝ち星は無いが(0・1・2・0)とコース適性は十分。ブリンカー着用馬だけにあまり揉まれない方が良い感じはするが、そういう意味ではこの枠順は悪く無さそう。今回のメンバー構成なら力は足りる。




馬券は12ボッケリーニ中心の馬単、三連複で買いたいですね。