1月17日 2024 ブルーバードカップ(JpnⅢ) 3歳別定 1着賞金2000万円 船橋1800m 発走20:05





先週浦和で行われたニューイヤーカップに続いてダート三冠戦線へ向けた一戦。これまでは南関東所属馬限定戦として実施されてきたブルーバードカップは昨年の休止を経て今年はダート新体制に伴いダートグレードとして復活。グレード競走としては国内最初の3歳限定ダート重賞となります。昨年の全日本2歳優駿を制したフォーエバーヤングはサウジダービーへ遠征予定で、その後は恐らくUAEダービー→ケンタッキーダービーを目標にすると思われます。JRA勢に加え地方勢も楽しみな馬が出走して来ましたし、新たな新星が現れるのか注目です。




◎2ブラックバトラー(北海道)

○1アンモシエラ(JRA)

▲9ウルトラノホシ(佐賀)

△3バロンドール(JRA)、8バハマフレイバー(船橋)、7カプセル(北海道)、4エコロガイア(JRA)




2ブラックバトラーは昨年のJBC2歳優駿3着馬。3走前はインコース追走からカプセルを交わし優勝、2走前のサンライズカップはパッションクライに2馬身差を付けられての2着だが、スタートで出遅れてすぐに脚を使ってしまったのが影響。前走のJBC2歳優駿は大きく出遅れ放れた最後方を追走、向正面でも絶望的な位置だったが、3〜4コーナーで一気に加速すると直線大外から伸びて3着に入った。レース内容も去ることながら、勝ち馬は続く全日本2歳優駿も楽勝、2着馬はホープフルステークスで3着と、それら2頭に次ぐ3着は非常に価値があり、あの規格外の出遅れが無ければ着差はもっと詰めらたと思われる。メンバー的に勝つ力は十分あるはずで、長距離輸送をクリア+スタートが決まれば。

1アンモシエラはダートの未勝利戦、特別の1勝クラスを連勝。2走前のもちの木賞は2番手追走、直線は早めに先頭に立ち、追いすがるアラレタバシルをアタマ差抑え優勝。前走のホープフルステークスは芝のGⅠで15着、参考外のレースだが持ち味である先行力は発揮した。ダートに限ればレースを使う毎に地力を付けて来た印象で、もちの木賞でも流れは脚を溜めていた2着馬に分があったが、先行勢に厳しい展開を粘り通し勝ち切ったのは高く評価出来る。左回りはデビュー戦で経験、この時は6着だが地力を付けた今なら対応出来そうな感じ。初のナイターに戸惑わなければ。

9ウルトラノホシは前走の全日本2歳優駿に続く南関東遠征。セレクションセールで1650万の価格で落札され佐賀に入厩。その期待に応えネクストスター佐賀、カペラ賞と重賞2勝。2走前のカペラ賞は4角先頭で完勝、2着のトゥールリーもかなりの実力馬だが全く問題にしなかった。前走の全日本2歳優駿は早めから滞在し現地で追い切りを行うなど意欲十分の挑戦、レースでは少し出負けした感じだがインコースから渋とく食い下がって6着と健闘した。上位勢は強かったが、スタートからもう少し前目に付けれていたらあそこまで着差は広がらなかっただろう。今回は前走よりかなり相手関係は軽くなるし、マイルのJpnⅠの流れを経験した事から1800mなら追走は楽になる。輸送・左回りは問題無いし、見栄えのする馬体はJRA勢を含むこのメンバーでも引けは取らない。前走は半信半疑な面はあったが、今回ははっきり上位争いを意識した遠征で陣営の勝負気配は高い。




馬券は2ブラックバトラー中心の三連単で買いたいですね。