1月13日 2024 愛知杯(GⅢ) 4歳以上牝馬ハンデ 1着賞金3800万円 小倉芝2000m 発走15:25




レース名の通り本来は中京競馬場で開催される愛知杯ですが、阪神競馬場改修工事の影響・中京開催の日程調整などを踏まえ小倉競馬場で実施されます。まあ、牝馬限定のハンデ重賞という事で荒れるイメージはつきまといますし、メンバーを見渡してもやはり難解な事に変わりはありません。開幕週の馬場だけに、予想のポイントとしては枠順・先行力と言ったところでしょうか。




◎4ウインピクシス

○13フラーズダルム

▲12ミッキーゴージャス

△2コスタボニータ、3タガノパッション、10エリカヴィータ、7ルージュスティリア




4ウインピクシスは昨年夏のクイーンステークスで2着。準オープンを勝ち上がってからの2戦は案外な結果に終わったが、3走前のクイーンステークスは枠順を活かして直線インコースから抜け出して0秒1差2着と重賞で好結果を出した。2走前の福島記念では後方待機勢が上位を占める展開を、好位に付けた馬の中で唯一掲示板内に入る0秒3差4着と強い内容。前走のターコイズステークスは不利な外目の枠に加え、馬場に脚を取られ直線は鞍上が流す形だったのでこの殿負けは度外視で良いだろう。正直少し重たい馬場の方が良い印象はあるが、開幕馬場の小倉で勝ち星があるし、極端に速い時計にならなければ対応は出来そう。好枠が当たったので、ロス無く先行策が取れれば55キロでもチャンスは大きい。

13フラーズダルムは一昨年10月の準オープン戦以来勝ち星から遠ざかっているが、近走は良い内容で善戦を続けている。


イメージ的には1600m〜1800mの印象が強い馬だが、昨年は2000mの新潟記念で0秒4差6着、2200mの新潟牝馬ステークスで0秒3差4着と僅差の勝負をしており、距離には十分対応出来るだろう。前走のディセンバーステークスは手応え良く直線に向いたが、前が詰まり通しで不完全燃焼の6着。敗れはしたがゴール前は非常に良い伸びを見せ、勝ち馬から0秒4差なら内容は悪く無い。今回は距離的に2、3走前のように先行する競馬になりそうで、開幕週の馬場は良いだろう。外枠になったが、グランスラムアスクなど行きたい馬を先に行かせ、2〜3番手の好位を追走、粘り込みを期待。
12ミッキーゴージャスは昨年のオークス以来の重賞再挑戦。成長途上の段階だったオークスはスタートも出負け加減で後方からの競馬になり、終始見せ場を作れないまま14着。その後は西海賞こそ溜めを効かせる場面を作れないレースで5着に敗れたが0秒1差、近2走はいずれも勝負どころから上手く外に持ち出しての差し切りで連勝。一戦毎にレース振りに成長が見られ、母ミッキークイーンという血統背景からも、いよいよ素質が開花し出した印象。3走前の走りから小倉コースも悪くは感じないし、開幕週の馬場での時計面も恐らく1分58秒台辺りなら対応出来るだろう。ハンデも54キロは許容範囲で、外目から先団を見る位置でスムーズに追走出来れば。



馬券は4ウインピクシス中心の三連複で買いたいですね。