1月11日 2024 コウノトリ賞(重賞) 4歳以上牝馬定量 1着賞金800万円 園田1870m 発走15:50





コウノトリ賞は園田1700mの3歳限定ハンデ戦として2010年まで実施されていましたが、今年から4歳以上牝馬による重賞として復活。昨年2歳世代からスタートしたダート新改革は3歳三冠路線以外に古馬路線も整備され、大井競馬場のJpnⅢTCK女王盃が4月4日園田競馬場でJpnⅢ兵庫女王盃として移行・改名。少し間隔は開きますが同じ1870mの舞台設定という事で、コウノトリ賞はその兵庫女王盃へ向けた一戦。何と言っても注目は昨年の園田金盃など重賞5勝馬スマイルミーシャ。今年はダートグレード制覇が期待される馬だけにどんな走りを見せるか。




◎8スマイルミーシャ

○1クリノメガミエース

▲6タガノオボロ

△4マルグリッド、7ニネンビーグミ




8スマイルミーシャは兵庫最優秀3歳馬・最優秀牝馬を受賞して向かえる今年初戦。

2走前の兵庫クイーンカップは2着に敗れたが、勝ち馬をマークしながらのレースだった事もあり、道中は終始溜めを効かせにくい外を回し続けた面は影響しただろう。前走の園田金盃は枠順的に十分脚を溜める事が出来たし、4コーナーではツムタイザンに接触しながらも牡馬顔負けの末脚を発揮して優勝。明けて4歳、馬体重が増加・安定しだしたように成長が感じられ、一戦毎にその充実振りが窺える。道中は少し力味ながら走る面は見られるが、多少折り合いを欠いても終いはしっかりした脚を使って結果を出して来ただけに、地元牝馬限定の定量戦という事もあり、力でねじ伏せる可能性はある。今回のコウノトリ賞はあくまでも目標とする春の兵庫女王盃へ向けた一戦だが、園田金盃優勝馬として流石に負けられないだろう。

1クリノメガミエースは国内芝最高峰の舞台であるジャパンカップ挑戦からの地元凱旋。

2走前の兵庫クイーンカップはゆっくりしたスタートから後方待機、勝負どころから大外を回したように大きなロスがありながもラストは際立つ末脚を発揮して4着。前走のジャパンカップは結果的に殿負けに終わったが、道中は促しながら馬群に付いて行く積極性は見せたし、芝・ダートのカテゴリー違いはあるが、芝最高峰の流れを経験出来たのは今後に活きて来るだろ。強豪牡馬が相手だった一昨年の園田金盃、昨年の新春賞では斤量差はあったが、先行・差しと異なる競馬でいずれも3着と好走しており、地元馬だけの牝馬限定なら当然上位の存在。現状は末脚を活かす競馬の方が合っている印象で、スマイルミーシャは強いが脚を溜めやすい枠が当たったので、同馬を射程に入れた位置で直線を向かえれば良い勝負が出来るだろう。

6タガノオボロは今回が重賞初挑戦。2走前は52キロで逃げれた恩恵はあったが、その後の新春賞でそれなりの走りを見せた馬達を抑えて優勝。前走はハナは切ったがメンバーは揃っていたし、何よりアラジンバローズにぴったり後ろに付けられる厳しい展開で5着。今回はスマイルミーシャの存在こそ大きいが、近2走と比べ総合的に相手関係は楽になった印象。近走で短い距離を使って来た馬の出方は気になるが、スタートは速い馬だし、1870mの距離を考えて他が抑えてくれるならハナはこの馬だろう。少しでも有力どころの仕掛けが遅れるような展開なら直線粘り込みも。




馬券は8スマイルミーシャ中心の三連単で買いたいですね。