12月21日(木) 第61回ゴールドカップ(重賞) 3歳上定量 浦和1400m 発走17:35







◎2スマイルウィ(船橋)

重賞5勝、昨年の優勝馬。今年は重賞2勝、ダートグレード競走ではさきたま杯、オーバルスプリントといずれも2着。着差もともに0秒1差、それぞれ勝ち馬はJpnⅠホースで、自身もダートグレードホースになれる力があるのは明白。確勝を期して挑んだ前走のマイルグランプリは唯一58キロを背負っていたが、好スタートから先手を取ると直線も全く危なげなく2馬身差を付けて完勝。改めて力の違いを見せたし、今回もメンバー的にそこまで恐さは感じない。ダートグレード2戦の内容からも能力は抜けており、浦和コースに対する適性も非常に高い。スタートして他の出方次第でハナを切っても良いし、2〜3番手でも全く問題無い。自身の斤量も前走から1キロ減と、ちょっと崩れるシーンは考えにくい。


○5サヨノグローリー(浦和)

7月のプラチナカップはスタートを決めて前2頭を見る位置で流れに乗り、4コーナーから直線にかけて粘るベストマッチョを競り落とし、外から追いすがるアマネラクーンをアタマ差抑えて優勝。前走のマイルグランプリは久々でプラス13キロの馬体、出負け加減のスタートで道中は後方を追走、直線はインコースからそれなりに脚を使うも5着。前走は今回へ向けた叩きだった感が強く、文字通り使われた効果で馬体も締まってくるだろうし目標のゴールドカップへ状態は前走以上。浦和コース・距離1400mは未だ3着以下が無く間違いなく今回はベストの舞台設定。スタートを決めて好位で流れに乗れれば上位争いだろう。


▲6ジャスティン(大井)

20年の東京盃などグレードレース3勝、元JRA9勝の強豪。今年秋から大井へ転入、初戦のアフター5スター賞はクビ差ギシギシに交わされたが好位から手応え良く直線抜け出す強い競馬。続く東京盃ではレコード勝ちしたドンフランキーを抑えて4角まで先頭、ラストは交わされたが3走前に敗れたギシギシに先着する3着と力を見せた。前走のJBCスプリントは勝負どころでも手応えは良かったが結果的に外を回し続けたように枠順の差が出た形で4着。今回は前走に比べ全体的に相手関係は楽になり、枠順的にもロス無く追走出来そう。1400mは過去に芝・ダートで各1勝、昨年の根岸ステークスで0秒3差4着があり、浦和のコース形態を踏まえても十分対応出来るだろう。


△7アマネラクーン(浦和)、8ティアラフォーカス(大井)、3ブラックパンサー(浦和)、12リコーシーウルフ(大井)




3頭出しの小久保厩舎、その1頭10ジョーパイロライトがハナを切りそうですが11トップウイナーもそれなりのスピードがあり、これが2番手か。2スマイルウィは枠順的にその直後で追走、6ジャスティン、7アマネラクーンは同じような位置でしょうか。ペースは10ジョーパイロライトがすんなりなら平均くらいと思いますが、他の出方次第もあり、浦和コース1400mの重賞なら遅くはないでしょう。2スマイルウィは前走こそ逃げの形にはなりましたが、もちろん無理にハナを主張する馬ではなく、枠を活かして上手く好位のインコースを立ち回れそう。勝負どころから外を回しそうな他の有力勢に対し、前を捌いて抜け出す形。余程の事が無い限りは上位争いが見込めるでしょう。5サヨノグローリーはプラチナカップは積極的な競馬で勝ちましたが、展開面から今回は少し後ろで脚を溜める形になりそう。前走は恐らくここへの叩き、スタート五分で2スマイルウィの後ろでロス無く脚を伸ばせれば。6ジャスティンの前走は枠順・通った進路を考えれば強い内容。今回は前走よりロス無く追走出来る枠順で、浦和コースの1400mなら現状でも距離は気になりません。メンバー最上位の実績馬だけにこのメンバーなら恥ずかしい競馬は出来ないところです。

馬券は2スマイルウィ中心の三連単で買いたいですね。