12月16日(土) 第9回ターコイズステークス(GⅢ) 3歳上牝馬ハンデ 中山芝1600m 発走15:45







◎10ヒップホップソウル

3歳牝馬GⅠのオークス6着、秋華賞は9着。2走前の紫苑ステークスは後方に待機した馬に展開が向く中を好位から抜け出し半馬身差2着と強い内容。前走の秋華賞は外目の枠もあったが、スタートから控える競馬、鞍上曰く力んでいたそうだが結果スローの展開にもなり、全く持ち味が活きないレースで9着。オークスではそれなりに頑張っていたが、力んでいたという前走を踏まえると今回の距離短縮はプラスに働きそう。ベゴニア賞では後の3歳マイル王シャンパンカラーのクビ差2着もあり、距離適性に対する裏付けは既に証明している。高い持久力を持っているので、スタート出たなりで好位から長く良い脚を使える展開になれば。


○14ウインピクシス

2走前、夏のクイーンステークスはインコースから抜け出すも、外のドゥーラに交わされて2着。前走の福島記念では勝負どころで前の馬が下がってきた影響で仕掛けが遅れ直線はインコースに入れて脚を使ったが、外から伸びた馬の勢いが勝り4着。近2走は敗れはしたが、ともに鞍上は上手く騎乗した印象で、レース振りを見ても相手なり、自分の力量分は走ってくるタイプ。今回のメンバー的に久々のマイルでも加速が付けば主導権もありそうだが、個人的には2〜3番手の好位から脚を使った方が良いタイプと思っており、この枠順なら外からスムーズに前の位置は取れるだろう。牡馬相手の重賞で善戦した力ならチャンスはある。


▲11ルージュリナージュ

昨年のローズステークス6着以来となる重賞再挑戦。前走のユートピアステークスはスタートで出遅れたが後方外目を追走、直線では抜け出したラリュエルを外から一気に差し切って優勝。近2走はいずれも上がり最速33秒1の脚を使っての追い込み、脚質的には広い外回りや直線の長い府中などの方が持ち味は活きる馬だが、2走前の内容からもマイルの距離は良いだろう。中山マイルというコース形態、今回のメンバーを見渡すとそこまでペースは遅くはならないと思う。昨年より馬体はひと回り大きくなって地力も付けて来たので、53キロ・持ち味発揮なら上位争いの期待は持てる。


△5ミスニューヨーク、12ソーダズリング、2フィールシンパシー、15コナコースト、7サーマルウインド、6フィアスプライド、9サウンドビバーチェ




師走の牝馬限定ハンデ重賞。過去2年のターコイズステークスを優勝している5ミスニューヨークは今年優勝すれば3年連続平地同一重賞制覇になります。今回がラストランという事で、最後のレースで偉業達成なるか注目ですね。展開面ですが、どうしてもハナを叩きたいというタイプは不在で、何かが引っ掛かりながら先手を取る可能性はありますが、中山マイルのハンデ戦という事で極端に遅いペースにはならず、平均くらいには流れそう。10ヒップホップソウルは前走がスローで力味加減で後方待機と不完全燃焼の競馬。距離短縮はプラスで、遅いペースよりある程度流れたペースで先行し持久力を活かした方が良い馬と思います。今回は先行して多少早めでも積極的な競馬をしてきそうですし、馬場が渋れば尚良いでしょう。14ウインピクシスは正直もう少し内目の枠が良かった印象ですが、逆にこの枠ならすんなり好位付けは出来そうです。マイルは久々ですが、先行力があるので気になりませんし、距離短縮で粘りが増す可能性もありそう。11ルージュリナージュは中山コースで持ち味が活きるかの懸念はありますが、近走の充実振りは目を引きます。昨年より馬体も安定し成長、53キロは良いですし流れが向いて末脚発揮ならまとめての差し切りも。

馬券は10ヒップホップソウル中心の三連複で相手は手広く押さえて買いたいですね。