◎15ピンハイ
昨年は桜花賞5着、オークス4着と健闘。古馬になっての2戦は馬体が増えてこなかった影響もあり、もうひとつの結果だったが、プラス12キロ・416キロで向かえた前走のカシオペアステークスは2着。大外枠だったが1000m通過57秒5の流れでスムーズな折り合い、終始外を回し続けながらも直線は渋とく脚を使って伸び、あくまで勝ち馬とはコース取り・枠順の差だけだろう。左回りはオークス4着、距離は問題無いし、この外枠も前走のように上手く対応してくれそう。何よりハンデ54キロは魅力で、今回のメンバーなら斤量差を活かし上位争いの期待は十分。
○8ホウオウビスケッツ
メンバー唯一の3歳馬。春のスプリングステークスは勝ち馬は強かったが、自身はインコースをロス無く立ち回り2着。皐月賞は重馬場で前半58秒5の速いペースが合わなかったし、陣営曰くメンコを装着した事も影響したか。続く日本ダービーは良馬場、メンコを外し、好スタートから先行態勢。少し口を割る面は見られたものの、ラストまで渋とく食い下がって0秒2差6着。重馬場のスプリングステークスで2着も、あの時は大多数が外を回す中でロス無く立ち回った面が大きく、父マインドユアビスケッツはアメリカのダート短距離を主戦場にしていた馬だが、前走を見ても力の要る重馬場より綺麗な馬場の方が向く馬だろう。夏負けはあったようだが追い切りはそれなりに動いているし、先週の古馬混合重賞を制したべラジオオペラとの比較からも3歳でも力は通用。好位付けで平均的な流れなら。
▲10リューベック
昨年は出世レース・若駒ステークスを優勝。自己条件を優勝して挑んだ前走・2月の中山記念はGⅠホース4頭を含む強力メンバーが揃った一戦だったが、8枠14番で道中〜直線まで終始外を回し続けながらも0秒2差6着と十分な内容。今回は長期休養明け、10ヶ月振りになるが、最終追い切りでは馬なりで好タイムをマーク、乗り込み量も十分。前走もさることながら2走前には後の重賞勝ち馬で香港ヴァーズに出走するゼッフィーロを抑えて勝っており、昨年のクラシック前の評判通り、やはり実力を評価されるべき馬だろう。同舞台で行われた若駒ステークス勝ちで中京コースにも実績があり、先団で追走出来ればいきなりから上位争いになりそう。
△7ヤマニンサルバム、12キラーアビリティ、9ユーキャンスマイル、2カントル、13カレンルシェルブル、16スパイダーゴールド
開催2週目の中京競馬、この枠順なら今回がラストランである1ユニコーンライオンがハナ。先頭がどれだけ放した逃げを打つか分かりませんが、ペースは平均やや速いくらいで流れそうで、元々そこまで掛かる馬ではありませんが15ピンハイはこの枠順でもペース的には折り合いを気にせず追走出来そうです。ラストまで渋とく伸びた前走のように脚を使ってくれれば斤量面からも好勝負可能とみます。3歳馬8ホウオウビスケッツは個人的にスプリングステークスはコース取りが上手く行った結果と思っており、ダービーの走りからも重馬場より良馬場、綺麗な馬場の方がより持ち味が活きるので2週目の中京芝は良いでしょう。極端な瞬発力勝負にならず、渋とさが活きれば世代のレベルを考えても通用。10リューベックは前走の中山記念が強敵相手に僅差の勝負。休み明けでも豊富な乗り込み量で最終追いも好時計をマーク、馬体重は気になりますが前走くらい走れば勝っても不思議ではないと思います。
馬券は15ピンハイ中心の三連複で買いたいですね。


