◎14サフィラ
デビュー戦は直線で外に持ち出す事が出来ず、インコースを突いた時に内ラチに接触する場面もあり3着。続く未勝利戦は勝負どころから抑え切れない手応えで外から進出、直線は早め先頭で他馬と脚色は違ったがしっかり追われて0秒6差完勝。前走のアルテミスステークスは直線で進路を確保してからのチェルヴィニアに放されたが、外に振られて態勢を立て直してからはきっちり伸びて2着。前走はペース的に多少口を割ってはいたが、酷く掛かるタイプでは無いし、外を回し続けても確実にラストは脚を使って来るのでこの枠にも上手く対応してくれるだろう。1週前の動きは抜群で、中間から負荷を掛けた追い切りを施されながらも調教後馬体重は前走比プラス4キロ、良好な仕上がりでレースを向かえられそう。
○6ステレンボッシュ
札幌のデビュー戦は1コーナーで外に大きく振られる不利がありながらも着差以上の完勝。2戦目のサフラン賞は流れるペースを中団で待機、展開は向いたが結果的に外を回し過ぎた印象で、勝ち馬とは直線での進路取りの差が出ての2着。前走の赤松賞はスローな流れでも折り合って追走、直線は早めから促されるとラストまでしっかり脚を使い優勝。デビューからの3戦を見ても折り合いは付くタイプで、近2走の内容から仕掛けられて反応するとラストまで持続する脚を使える馬で広い阪神外回りは合いそう。右回りも問題無く、栗東滞在しての追い切りの動きも良好、鞍上にルメール騎手を配してきた事からも勝負気配は高い。
▲10コラソンビート
東京でのデビュー戦はボンドガール、チェルヴィニアに次ぐ3着。2戦目、マイルの未勝利戦を逃げ切り勝ち、続くダリア賞は中団追走から抜群の手応えで直線へ向くと、他馬とは違う脚色であっさり抜け出して完勝。前走の京王杯2歳ステークスはメンバー唯一の牝馬だったが、前が引っ張る縦長の展開を中団追走、直線は前との距離はあったが長く脚を使って一気に突き抜けレコード勝ち。マイルは2戦目で勝ってはいるが、この時はスタートから力味加減でハナに行ってしまったレースで、やはりベストは近2走の強さからもスムーズな追走が出来た7Fか。それでも流れるペースだったとはいえ、前走は終始外目を回りながらも長い直線でラストまでしっかり脚を使えたので、マイルもペース・折り合い次第で十分に対応可能だろう。スプリント寄りの先行タイプが出来るだけ速いペースで前を引っ張ってくれれば力は発揮出来る。
△3キャットファイト、7アスコリピチャーノ、13カルチャーデイ、5スプリングノヴァ、11スウィープフィート、16ルシフェル、2クイックバイオ
出走すれば有力と見られていたチェルヴィニア、ボンドガールが回避。一気に混戦模様になったと思えば発表された枠順を見て狙っていた馬が外枠に配置、混戦・難解な一戦になってしまいました。阪神外回りのコース形態を考えれば中団辺りから差し脚を伸ばす馬が有利で、その中でも14サフィラは広いコースでより持ち味が活きる馬で、前走より1800mだが同じ阪神外回りの2走前が強い内容。特別掛かる馬では無いし、スムーズに動いて行ける外枠はそこまで悪くは感じないですね。6ステレンボッシュは2走前が取りこぼし感が強い2着でしたが、ゴール前の伸びは光りました。前走は2走前の敗戦を糧にしたように鞍上は早めから促す仕掛けできっちり優勝。近2走から阪神外回りの長い直線コースは非常に合いそう。早めから栗東滞在、ルメール鞍上で勝負度合いは高そうです。10コラソンビートは力んだ形ながら能力で押し切った未勝利戦は参考外にして、ベストは1400mかも知れませんが、ある程度流れるペースなら折り合い面の心配は少なく、完成度の高さから2歳の時期ならマイルのGⅠレベルでも十分上位争いになりそうです。
馬券は14サフィラ中心の三連単、三連複で買いたいですね。