11月25日(土) 第10回京都2歳ステークス(GⅢ) 2歳馬齢 京都芝2000m 発走15:40






◎1オールナット

京都芝2000mのデビュー戦は好スタートを切っての逃げ切り。序盤こそ少し口を割っていたが、向証明からはしっかり折り合いが付き、勝負どころからは後ろを引きつけながら脚を溜めると直線は全く詰め寄られる場面無く完勝。手応えを見るとまだ十分に余裕があったし、押し出される形で先頭に立ったが道中のレース運び、3〜4コーナーから脚を溜めて直線で後続を放した走りからは控える競馬でも対応は出来るだろう。母父はフレンチデピュティだが母の母はゴールデンサッシュ、単純に力の要る馬場しかこなせないとは考えられない。デビュー戦と同舞台は良いし、枠順的に今回もある程度前に行く競馬とは思うが、恐らく好位で折り合いを付ける感じだろう。血統背景からも素質は重賞級。


○6パワーホール

札幌芝1800mのデビュー戦はスタートを決めて主導権、直線も全く詰め寄られる事無く4馬身差の完勝。前走の札幌2歳ステークスはハナを切ったセットアップを気にせず、じっくり2番手を追走し自分のタイミングで仕掛けられて2着。勝ち馬には放されたが3着以下に3馬身以上の差を付けた。力の要る洋芝での経験しか無いが、スワーヴリチャード産駒は速い時計の馬場でも結果を出しており、同馬も対応してくれるだろう。良い先行力を持っているので京都内回りは合いそうな感じで、ゴール前で更に加速して3番手以下を放したレース振りから距離延長はプラスに働きそう。機動力がある馬なので、後は持久力が活きる展開なら。


▲9ホウオウプロサンゲ

新潟芝1800mのデビュー戦は好位から直線で外に持ち出して良い形でレースを進めたが4着。小倉に遠征した2走目の未勝利戦は馬体は減っていたが順当勝ち。前走のアイビーステークスは2着、単調なスローペースから展開に恵まれて粘ったレースではなく、ハナを切りながら自身も上がり33秒2をマークしているように直線で速い脚を使っている。2走前の内容から控える形でも競馬は出来るし、酷く掛かる面も無いので、2000mの距離は良いだろう。小倉コースに対応出来ている事から内回りの京都芝2000mという条件も魅力的。


△3キープカルム、5シンエンペラー、13サトノシュトラーセ、6ルカランフィースト、8コスモエスメラルダ、7ギャンブルルーム




キャリアが浅くメンバーの比較が難しい2歳戦だけに現時点で分かる内容、レース条件が内回り2000mという事から、先行力があり、且つコーナー4つのコースに対応出来ている馬、1オールナットは今回と同舞台で優勝、先行力を見せていますし終始抑えて脚を溜め直線でもうひと脚使った点を評価して本命にしました。もちろん血統背景も魅力です。

馬券は1オールナット中心の三連複で買いたいですね。