◎2ビッグシーザー
未勝利からオープン特別、リステッド競走を含め4連勝を飾った3歳馬。2走前のセントウルステークスは結果的にテイエムスパーダに付いて行った2番手集団が総崩れになる展開で10着、前走のオパールステークスは抜群の手応えから進路を塞がれて12着。近2走、特に前走は不完全燃焼もいいところで、鞍上の乗り替わりも含め、今回に対する陣営サイドの巻き返しの意欲はかなり高そう。最終週の馬場は問題無いし、追い切りの動きから状態にも不安は感じられない。連勝時の強い内容から十分に勝ち負け出来る力はある。
○18トゥラヴェスーラ
重賞勝ちは無いが過去3年のGⅠ高松宮記念では4、4、3着。58キロを背負った前走の北九州記念は高速馬場の小倉、逃げたジャスパークローネが押し切ったように後方勢には厳しい展開、直線で詰まって手綱を抑える場面があり度外視。8歳馬でも衰えは見られず2走前も4着、ラストはきっちり自分の脚は使って来る。良馬場でも力は出して来るが、健闘した高松宮記念の印象から力の要る馬場の方が良い事から最終週の京都は良いだろう。枠順は外になったが前が詰まった前走から今度は不利を受ける可能性が低いとプラスに考えたいところ。人気はあまり無さそうだが、今回のメンバーなら力は上位。
▲17トウシンマカオ
昨年阪神で行われた京阪杯の優勝馬で連覇が懸かる。今年は勝ち星こそ無いが、特に2、3走前はスムーズとは言い難いレースで、それでもラストは詰め寄っていずれも僅差の3着と力を見せた。前走のスワンステークスは追い切りは動いていたが、スプリンターズステークスを熱発で回避した影響は多少なりともあったと思われ、ハナを切る競馬も合わなかった印象。現状は6Fの方が良いと思うし、条件こそ違うが京都コースを前走で経験出来たのはプラスだろう。昨年は圧巻のパフォーマンスで優勝、今回はあいにくの枠順だがまともに走れば連覇の目は十分ありそう。
△6エイシンスポッター、10ルガル、5キミワクイーン、11シュバルツカイザー、8ジュビリーヘッド、4スマートリアン、3シングザットソング
毎年お馴染みのジャパンカップ後の京阪杯。別定重量戦ですが、18頭立てでローカルハンデ重賞並みに難解で波乱の雰囲気は十分ありますね。京都は開催最終週、多少時計の要する馬場なら食い込む可能性がある馬も多く、相手は手広く押さえ高目待ちみたいな買い方が良さそうです。2ビッグシーザーは世代限定戦ですがマーガレットステークスなんかの走りは余裕十分でしたし、人気に推された前走は明らかに競馬になっていません。3歳春の時点で4連勝は中々出来る事では無いですし前走度外視、素質を信じて本命にしました。
馬券は2ビッグシーザーから三連複で相手は手広く押さえたいですね。