◎10トラジロウ(北海道)
通算6戦5勝2着1回、ネクストスター門別の優勝馬で重賞連勝中。デビュー戦こそ僅かな差で敗れたが、その後はイノセントカップ、ネクストスター門別と重賞2勝を含む5連勝。前走で4馬身千切った2着モノノフブラックは続くダートグレード競走で僅差の3着。これまでの成績、前走の内容からJRA勢相手でもハイレベルな2歳戦で知られる北海道競馬で連勝している勢いもあり、十分に上位争いになりそう。7Fは初めてだが抜群の手応えから追えば追うほど伸びて楽勝した前走から距離は気にならない。頼れる鞍上起用で勝負気配は十分。後は長距離輸送に対応出来れば。
○12オーキッドロマンス(JRA)
2歳オープンのカンナステークスの優勝馬。前走の京王杯2歳ステークスは単騎2番手追走、直線残り1F辺りから先頭に立ったが最後はコラソンビート、ロジリオンに交わされて3着。敗れはしたが抜群の手応えから一旦は押し切るかと思わせたレース振り、上位との着差からも十分勝ちに等しい内容。デビュー戦での1着ゴンバデカーブースは次の強力メンバー相手の重賞を優勝、その馬に0秒4差と既に水準以上の能力は示している。ダートは初めてになるが、2走前には芝の稍重で優勝、力の要る馬場に適性は見せている。砂を被りにくい大外枠は大歓迎で、この枠ならスムーズに先行出来るだろう。
▲4ゼルトザーム(JRA)
芝の重賞・GⅢ函館2歳ステークスの優勝馬。函館ダート1000mのデビュー戦は立ち遅れ加減の発馬だったが、すぐに前へ押し上げると後はそのまま加速、着差以上の完勝。続く芝の函館2歳ステークスは好スタートを決めて中団追走、抜群の手応えで加速が付いた4コーナーからはデビュー戦と同じような走りを見せて優勝。前走は初の左回り、東京への輸送、レコードが出る高速馬場も影響してか11着。今回は輸送が短い関西圏での右回り、ダートのデビュー戦、力の要る重馬場の洋芝で結果を出しているように地方の砂には高い適性はあるだろう。久々を叩いて2戦目、馬体も締まって本領発揮か。
△7イーグルノワール(JRA)、9カプセル(北海道)、6ストリーム(北海道)、2サトノフェニックス(JRA)、8ミトノウォリアー(名古屋)
全体的にJRA勢VS北海道の様相で、恐らく勝ち馬はどちらかの所属馬になりそう。地元兵庫勢には頑張って欲しいところですが、一線級とは言い難いメンバーですし、相手が相手だけに正直掲示板に乗るのも厳しそうです。2歳戦で完成度の高さを重視した結果、北海道勢、中でも10トラジロウは前走の勝ちっ振り・勢いから中心に。小回りコースに不安はあるものの、流石にJRA勢も強く、初砂でも好枠を引いた12オーキッドロマンス、ダートでも勝っているGⅢ馬4ゼルトザームを相手筆頭に。配当妙味的には有力どころがモタつくのが条件ですが、前走恵まれた感があって優勝した1タリスマンより、キャリア豊富で相手なりに走れそうな名古屋の8ミトノウォリアーかなと思います。
馬券は10トラジロウ中心の馬単、三連複で買いたいですね。