◎3ハーパー
2月のクイーンカップを優勝して挑んだ牝馬三冠は4、2、3着と善戦止まり。桜花賞は勝負どころから外を回し続けた影響で溜めが効かず4着、オークスは上手く馬群で折り合ってリバティアイランドの直後から仕掛けて脚を使い2着。前走の秋華賞は休み明けでプラス14キロ、枠順的に好位の先団直後で脚を溜め、直線は渋とく伸びて3着。同期のリバティアイランドが抜けているだけで自身もG I級のポテンシャルは証明しているし、位置取りに融通が効くタイプで高いレースセンスがある。秋華賞は休み明けを考えれば十分な内容で今回は叩き2戦目、馬体も締まって来るだろうし、前走以上に力は発揮出来るだろう。オークスの走りからは1Fの距離延長も問題無いので上手く好枠を活かせれば。
○14マリアエレーナ
前走のオールカマーは外枠ながら中団から脚を伸ばして4着。上位3頭は強力な牡馬で、先週のアルゼンチン共和国杯を制した3着ゼッフィーロとは僅かクビ差、勝ち馬から0秒2差。非常に内容ある前走、距離にも対応したし、昨年のエリザベス女王杯優勝馬ジェラルディーナにも先着した事からも能力を再確認。昨年の天皇賞秋、今年の大阪杯でも見せたように相手なりに走れる馬だが今回は牝馬同士。外枠になったが包まれる懸念は考えなくて良いし、前走も8枠で外を回しながらもしっかり折り合っていた。自在性がある脚質、位置取りは問わないので後ひと押しがあれば。
▲13サリエラ
通算成績(3・1・1・1)、着外僅か1回と底を見せていない良血牝馬。休みがちで4歳馬としてはキャリアは浅いがローズステークス2着、目黒記念3着と重賞でいずれも僅差の勝負をしている。前走の新潟記念は出負け加減の発馬、更に内枠で中々進路を見出せないレースで7着と初の掲示板外になったが、着差自体は0秒4差と大きく負けていない。前走を踏まえ今回の外枠は悪くないし、間隔は開いているが初めて休み明けを使っての2戦目、順調に今回へ照準を合わせて来れたのは何より。初の右回りは課題だが姉のサラキアは20年2着馬、血統的には対応してくれるはず。鞍上は文句無し、後は極端な馬体減無くレースを向かえたい。
△7ジェラルディーナ、11ライラック、1ブレイディヴェーグ、8シンリョクカ、2ルージュエヴァイユ、12ゴールドエクリプス
末脚を活かしたい1ブレイディヴェーグは極端な枠で包まれる可能性があり、昨年優勝の7ジェラルディーナは休み明けとはいえ前走が案外な内容。そんな事からコースを問わず堅実な3歳牝馬3ハーパー、前走から外枠も悪くない印象の13サリエラ、14マリアエレーナを上位評価にしました。
馬券は3ハーパー中心の馬連、三連複で買いたいですね。