今年も来年春の甲子園を目指した近畿6県による秋季近畿大会が開催。




近畿大会は近畿6県持ち回りの開催、今年は春季同様に秋季も開催地は大阪。


会場は舞洲・大阪シティ信用金庫スタジアム。




入場料1000円、大会パンフレットは300円です。




10月21日(土)、開幕日の3試合。

近畿大会ですし、どの試合も注目なんですが、個人的にはやはり大阪大会で桜宮と戦い3位を勝ち取った興国高校の第3試合ですね。

興国高校が甲子園常連校の近江に対してどんな戦いを見せてくれるか。


ここではその第3試合を中心に紹介していきます。




第1試合・高田商業(奈良3位)-大阪桐蔭(大阪1位)、両校のスタメン。

優勝候補・大阪桐蔭の先発はエースの平嶋投手。




大阪桐蔭は境選手、内山選手のタイムリーヒットなど計6点をあげ勝利。

高田商業も何度か得点圏にランナーを進めましたが、そこからの1本が出ませんでした。

ただ、大阪桐蔭はミスも目立っただけにスコアほど完勝ではなかった印象です。



第2試合・報徳学園(兵庫1位)-奈良大附属(奈良2位)、両校のスタメン。



奈良大附属のバッテリーミスで先制は報徳学園、終盤8回にも犠牲フライで追加点、結局はこの2点を守り抜いた報徳学園が勝ちました。



敗れた奈良大附属はヒット11本の報徳学園に対して4本も、9回裏には満塁の場面を演出。

最後の最後まで分からない勝負で、安打での2点では無いだけに悔しい敗戦でした。




第3試合・近江高校(滋賀1位)-興国高校(大阪3位)、両校のスタメンです。

興国高校の先発は大阪大会3位決定戦と同じくエースナンバー1の熊谷投手。



近江は森島選手の犠牲フライで先制。



興国も手堅い守備の近江に対しチャンスを作りますが、中々近江先発の西山投手を攻略出来ません。



5回表には山中選手、中村選手が出塁すると、森島選手がバントで送りランナー2、3塁、そこから岡本選手のスクイズが決まり近江は大きな1点を追加、2-0とします。



興国はランナーを3塁に進める場面もありましたが、内野ゴロに倒れてしまいます。



興国の先発・熊谷投手はヒットを多く放つ近江に対し大量得点を入れさせず粘りのピッチングを見せます。



しかし、9回裏最後の攻撃は実らず近江が勝利。



興国高校は熊谷投手から継投した両左腕・若林投手、西野投手も懸命に近江打線を抑えましたが、近江の西山投手の前に打線が最後まで援護出来ず。


それでも甲子園常連校である全国レベルの近江を相手に2点差。

個人的には大阪桐蔭、履正社以外の強い大阪を示して欲しかったし、何より3位決定戦で敗れた桜宮の分まで頑張って欲しい気持ちが大きかったので最後の最後まで興国高校の反撃を信じて応援していました。


結果的には残念ですが、この近畿大会での経験は来年の春へ向けて選手達により高い意識を持たせる事と思いますし、また力を付けて大阪や他地区の強豪との試合を楽しみにしたいですね。




ありがとうございました。