日本時間3月25日(土)〜26日(日)未明にかけてUAEアラブ首長国連邦・ドバイ・メイダン競馬場で行われた2023ドバイワールドカップデー。




今年も熱い熱い戦いが繰り広げられたドバイワールドカップデー。




今年は第3競走ドバイゴールドカップ、第4競走アルクオーツスプリントに日本馬の出走はありませんが、他の6競走に計26頭の日本馬が出走。





もう結果は多くの方が周知の通りと思いますが、ここではそんな熱い戦いだったドバイワールドカップデーを軽くですが振り返っていきましょう!!




まずはダート1600mのGⅡゴドルフィンマイル。



スタートからハナを取ったUAEのアイソレートが直線でも後続を引き放して優勝。

勝ち時計は1分35秒71(良)。

2着にUAEローオブピース、3着にウルグアイのアトレティコエルクラーノ。


日本の3頭、好位で併走したバスラットレオンは4着、ウインカーネリアンは6着、後方からレースを進めたラウダシオンは11着。



芝3200m戦・GⅡドバイゴールドカップはアイルランドのブルームが優勝。



勝ち時計は3分16秒83(良)。


2着にUAEのシスカニー、3着にイギリスのサブジェクトビスト。



続いて直線芝1200m戦・GⅠアルクオーツスプリントはUAEのダンヤーが優勝。



勝ち時計は1分8秒61(良)。


2着にオーストラリアのジアストロロジスト、3着にUAEのアルスハイル。




続いて日本馬出走の3歳戦・ダート1900mのGⅡUAEダービー。



優勝は好スタートからハナを切った日本のデルマソトカゲ。


勝ち時計は1分55秒81(良)。



日本馬が上位4着までを占める結果。

2着にドゥラエレーデ、3着にコンティノアール、4着にペリエール、ゴライコウは12着。


日本勢ワンツースリーフォー、凄い結果になりましたね!レース後、デルマソトカゲを管理する音無調教師はインタビューでアメリカ・GⅠケンタッキーダービー挑戦を明言。
昨年のクラウンプライドに続き今年も日本馬のケンタッキーダービー制覇の夢を見れそうで5月が本当に楽しみです😆



ここから日本の馬券発売対象4競走。

ダート1200m戦・GⅠドバイゴールデンシャヒーン。



ゴール前の攻防、インコースから伸びたアメリカのシベリウスが優勝。

勝ち時計は1分10秒69(良)。

僅差の2着にUAEのスイッツァランド、3着にアメリカのガナイト。

4頭出走の日本勢、リメイクは6着、レッドルゼルは7着、レモンポップは10着、ジャスティンは12着。



続いて芝1800m戦・GⅠドバイターフ。



中団追走から直線外から伸びたイギリスのロードノースが3連覇を飾る優勝。

勝ち時計は1分47秒40(良)。

2着に大外から猛追した日本のダノンベルーガ、3着にUAEのネーションズプライド。

他の日本勢、セリフォスは5着、ヴァンドギャルドは14着。



続いて芝2410m戦・GⅠドバイシーマクラシック。



各馬牽制し合う中、先手取った日本のイクイノックスが直線でも余裕の手応え、持ったままレコードタイムで楽勝。

勝ち時計は2分25秒65(良)。




2着にイギリスのウエストオーバー、3着にフランスのザグレイ。

他の日本勢、シャフリヤールは5着、ウインマリリンは6着。


もう強過ぎるとしか言い様がありませんね〜
自らハナを取ったのも驚きましたが、このメンバーで公開調教のようなパフォーマンス。
これだけの走りを見せられれば気になるのはイクイノックスの今後ですね。
あくまで選択肢のひとつには入るとは思いますが、単純に凱旋門賞と決め付けず、広い視野で適性が合うレースを選んで欲しいですね!



ラストはダート2000m戦・GⅠドバイワールドカップ。



スタートで出負けし、最後方追走から直線外から鋭く伸びた日本のウシュバテソーロが優勝!!

勝ち時計は2分3秒25(良)。




2着にUAEのアルジールス、3着にサウジアラビアのエンブレムロード。

他の日本勢、テーオーケインズは4着、クラウンプライドは5着、パンサラッサは10着、ジオグリフは11着、カフェファラオは12着、ヴェラアズールは13着、ジュンライトボルトは15着。


遂にダートでのドバイワールドカップを日本馬が優勝!!
東日本大震災があった2011年、オールウェザーで行われた時の日本馬ワンツーも非常に感動したんですが、個人的には1996年のライブリマウントが第1回のドバイワールドカップで放された6着だった当時は「こんなレース、いつ日本の馬が勝てるんだろう?」なんて思っていたので何とも感慨深いものがあります。


ダートでのドバイワールドカップ制覇。

先月のサウジカップ優勝もあり、とうとう日本の競馬がダートでもここまで来たかという感じですね。

ウシュバテソーロはブリーダーズカップディスタフを制したマルシュロレーヌと同じオルフェーヴル産駒ですし、アメリカのダートには高い適性があると思うので、秋は何とかブリーダーズカップクラシックに挑戦して欲しいところです。





今年も興奮するレースが続いたドバイワールドカップデー。

ケンタッキーダービーに夢を繋いだデルマソトカゲ、イクイノックスの驚異的なパフォーマンス、そしてダートでのドバイワールドカップ制覇を成し遂げたウシュバテソーロ。

改めて日本競馬の進化は凄いと思いましたし、日本のトップホース達が世界の舞台で戦う姿は本当にカッコいいですね!




まあ、楽しい時間はすぐに終わりますね笑

全く眠気も無く、ずっとドキドキしながらのドバイワールドカップデーでした。



また来年の開催を心待ちにしています!


優勝した関係者の皆様、おめでとうございます🎉
遠征された人馬共に気をつけて日本に帰って来て下さい。

お疲れ様でした😊