1月25日(水) 第26回TCK女王盃(JpnⅢ) 4歳上牝馬別定 大井1800m 発走16:35





いよいよ今年最初のダートグレード競走を向かえますね。



昨年の牝馬ダート戦線は最高峰であるJBCレディスクラシックをヴァレーデラルナが優勝。


TCK女王盃はそのヴァレーデラルナの2023年の始動戦となり、注目を集める存在ではありますが、他にもクイーン賞優勝馬テリオスベル、レディスプレリュード優勝馬プリティーチャンス、関東オークス、ブリーダーズゴールドカップ優勝馬グランブリッジが参戦と、今年で最後となるTCK女王盃は大いに注目される一戦。



牝馬ダート戦線、地方競馬としては現在最も期待される馬が、NARグランプリ・最優秀牝馬を受賞した浦和のスピーディキック。


気持ち的にはJRA勢を迎え撃って欲しい気持ちはありましたが、同馬はTCK女王盃には向かわず、JRA東京競馬場で行われるフェブラリーステークスへの参戦が発表されました。


フェブラリーステークスにはスピーディキックの他に大井のサルサディオーネも出走の可能性、今週の根岸ステークスには船橋のカジノフォンテンが出走と、個人的には強い地方馬が中央のダート重賞に出走してくれるのは嬉しい限り。



イグナイターもフェブラリーステークスに出走して欲しいな〜





僅か7頭立てになりました。来年からTCK女王盃は園田競馬場に移設し「兵庫女王盃」として行われます。地方所属馬、特に地元・大井所属馬にはもう少しメンバーを揃えて欲しかった感じですが、JRA所属馬に関しては現在の牝馬ダートの主力が揃い豪華なメンバーではありますね。大井競馬場で行われる最後のTCK女王盃、少頭数でもジョッキーの駆け引きなど見応えあるレースになりそうです。




1コスモポポラリタ

道営時代はハイレベルな2歳重賞を連勝、大井転入後も東京プリンセス賞でスピーディキックの2着など世代トップホースの力を見せた。前走も強豪コバルトウィングにクビ差まで迫る好走。ただ、今回はJRA牝馬ダート一線級が相手。有力馬がモタつくようなら3〜4着位の目はありそうだが、勝ち負け圏内となると?


2ヴァレーデラルナ

昨年は準オープン優勝からのJBCレディスクラシック制覇。一応は前走で牡馬混合JpnⅠウイナー・ショウナンナデシコを破っており、現在の牝馬ダートではトップホース。早くからノットゥルノ、ペイシャエスら3歳ダートの強豪牡馬の2着など力は見せていたが、今が一番成長する明け4歳で伸び代十分。始動戦で仕上げ切ってはいなくても、どんな競馬も出来る馬だし、元々堅実性もある馬。大きくは崩れないか。


3テリオスベル

オープン特別優勝から一貫して重賞レースを使われ、近5走で掲示板を外したのは2走前のJBCレディスクラシック6着のみ。早めに仕掛けて持久力勝負に持ち込んだ前走のクイーン賞で重賞初制覇。ここも前走のような形、他の有力馬を出し抜くような展開に持ち込めれば。


4マルカンセンサー

19年の2着馬、今年で4回目のTCK女王盃出走となる。実績はそれなりも、南関勢同士の近走も着差を付けられての大敗続きで、今年明けて8歳。衰えは隠せず、展開面が味方したとしてもこの相手では厳しい。


5プリティーチャンス

昨年は同舞台のレディスプレリュードで差し切り勝ち。前走左回りのJBCレディスクラシックは5着も上位とそこまで着差は無く、右回りなら更にパフォーマンスは上がるだろう。元々牡馬混合の重賞でも4着と相手なりには走っていたが、2、3走前の走りから雨が降れば尚良い。テリオスベルが展開のカギを握っているが、早めに前が競り合い、その直後でひと脚を溜めて直線を向かえれば。


6ナンヨーアイボリー

準オープン戦を優勝してからのオープン特別の2戦はいずれも6着とそれなりの結果。今回は牝馬ダートの一線級が相手、芝での成績的に距離はこなせそうだが、脚を溜めて先に仕掛けて行くであろう前の有力馬にどこまで迫れるか。左回りに良績が集中している為、初の地方コースはもちろん、右回りへの対応も大きな課題になる。


7グランブリッジ

昨年の関東オークスではラブパイロー、スピーディキックを抑え、ブリーダーズゴールドカップではプリティーチャンス、テリオスベルを抑えて重賞連勝。JBCレディスクラシックはヴァレーデラルナとタイム差無しの2着。前走はテリオスベルに出し抜かれた形もラストは差を詰めての2着。初コースでも自在性がある脚質で展開問わず力を発揮して来る。当然ここも有力候補。





このメンバー構成なら一応のハナ候補はテリオスベルになりそうですが、他に確たる逃げ馬は居らず、ヴァレーデラルナ、グランブリッジもスタート次第では押し出される形で先頭に立つ可能性も。前半はそこまでペースは上がらないとは思いますが、やはり向正面中ほどからテリオスベルが持久力勝負を意識し早めに仕掛けるようならグランブリッジ、ヴァレーデラルナもそれなりには付いて行くはず。ポイントは3〜4コーナーまでの有力3頭の動き。早めに仕掛けて勝負どころから前が競り合うなら差し脚を生かす◎5プリティーチャンスには絶好の展開になる。イメージはもちろん昨年のレディスプレリュードだが、誰がハナを切ろうとテリオスベル、グランブリッジ、ヴァレーデラルナを終始見る位置は間違い無く、それらに付かず放れず追走すれば良いだけでレース自体は組み立てやすいだろう。後は馬場が締まってくれれば更に。○7グランブリッジはテリオスベル次第でハナもありそうな感じだが、どちらにせよ前目の位置。好位からでも脚は使えるし、馬場状態・コースを問わないので大井コースも特に不安は無い。▲3テリオスベルは前走でグランブリッジを抑えて優勝。元々はテンから先手を取るタイプでは無いが、流石にこのメンバーならスタートからハナは濃厚か。想定では直後にグランブリッジ、ヴァレーデラルナも前を射程に入れての追走になりそうだが、あくまでも自分のリズム、自分のタイミングで仕掛けて後ろに脚を使わせる形で。




以下、2ヴァレーデラルナの順。




馬券は中心の三連単、オッズによっては単勝も考えたいですね。