12月17日(土曜日)中山競馬場で芝1600mの牝馬限定ハンデ重賞・ターコイズステークスが行われます。
昨年のターコイズステークスはミスニューヨークが優勝。
発走は15:25です。
ハンデ戦です。
中央競馬年内最後の牝馬限定重賞/翌年のヴィクトリアマイルまでを見据えて飛躍を果たすのは!?
◎6アナザーリリック
○13ミスニューヨーク
▲14エリカヴィータ
△11ライティア
△2ママコチャ
△12ローザノワール
△7シャーレイポピー
△5アブレイズ
今年4月のGⅢ福島牝馬ステークスで重賞初制覇、今季ひと叩きされて再びの重賞タイトル奪取を目指す◎アナザーリリック。昨年はLアネモネステークスを優勝するが、GⅠNHKマイルカップ7着、古馬相手の準オープン戦を勝利して挑んだGⅠ秋華賞7着と一線級相手ではワンパンチ足りない結果に終わった。今年は初戦のGⅢ愛知杯こそ8着に敗れたが、続くGⅢ福島牝馬ステークスでは出負け加減のスタートで後方2番手から脚を溜める競馬、1000m通過58秒5という速いペースは味方したが、3〜4コーナーで馬群の外から追い上げ、直線はゴールまでしっかり持続する脚を使って優勝。前走のJpnⅠJBCレディスクラシックは勝負どころから先団に中々取り付く事が出来ず、ラストはそれなりに脚は使っていたが、やはり上位との着差が示す通りダート適性の差があった内容。今回は芝に戻り、昨年のLアネモネステークス勝ちと同じ舞台、脚質的にポイントとなる展開面もローザノワール、1200m路線から出走して来たレイハリアなどが居るなら遅いペースにはならないだろう。トップハンデタイの斤量も、メンバー中そこまで大きなハンデ差は無いので気にはならない。鞍上の手綱も魅力で、ゴール前ラストの強襲に期待。
昨年のGⅢターコイズステークスは最後方追走から上がり最速の脚で突き抜けて優勝。同レース連覇が懸かる○ミスニューヨーク。今年は勝ち星こそ無いが、3月のGⅢ中山牝馬ステークスで0秒1差の3着、続くGⅠヴィクトリアマイルは10着も、先行勢に有利な馬場状況の中で、中団から自分なりの脚を使って0秒7差。以降もGⅢ中京記念は外を回され、ラストも不利を受けながら4着、GⅢ京成杯オータムハンデは直線で窮屈な位置になりながらも最後まで渋とく伸びての4着と、牡馬混合重賞でいずれも僅差の結果。正直昨年のGⅢターコイズステークスは展開がハマった感じはあるが、近走の成績通り、どんな位置からでも確実にひと脚を使える馬で、少しレース間隔は開いているものの、今回と同舞台の前走からの臨戦過程も好感が持てる。出来れば血統的にもひと雨が降って時計の掛かる馬場になれば言う事はないが、良馬場でも重賞で僅差の勝負を演じているのでそこまで馬場状態に拘る必要も無い。連覇が懸かるこのレースを最大目標にして来ただろうし、陣営の今回に対する勝負度合いは高い。
春のオークストライアル・GⅡフローラステークスを優勝した3歳牝馬▲エリカヴィータ。今年1月、2番人気に支持されたGⅢフェアリーステークスは着順こそ10着だが、エンジンが掛かった3〜4コーナーで他馬から外に振られる不利を受けた不完全燃焼の結果。続くGⅡフローラステークスでは開幕週の馬場を味方に逃げ込みを図るパーソナルハイを好位追走から差し脚を伸ばし、ゴール前できっちり捕えて優勝。GⅠ優駿牝馬・オークスは付けた位置自体は悪くない感じだったが、直線で伸びを欠いて9着、前走のGⅠ秋華賞は休み明け、成長分もあったであろうプラス18キロより、福永祐一騎手のコメントにもあったように決め打ちした後方の位置取りが裏目に出た結果13着。今回は中山のマイル戦になるが、不利を受けながらもラストは伸びていた同舞台・GⅢフェアリーステークスの走りからはコース適性自体は問題無いだろう。GⅠ秋華賞は参考外だが、直線での伸びが案外だったGⅠ優駿牝馬・オークスの結果からは距離に対する適性、1600m辺りがこの馬にとっては合っているかも知れないので、この距離短縮は吉と出る可能性はある。ペースはある程度流れそうなので、中団辺りで溜めて差し脚を生かすイメージ。鞍上もこの馬には3度目の騎乗という事で、そろそろ良い結果を出したいところだろう。
馬券はアナザーリリック中心の三連複で買いたいですね。

