12月10日(土曜日)中京競馬場で芝2000mの重賞競走・中日新聞杯が行われます。
昨年の中日新聞杯はショウナンバルディが優勝。
発走は15:35です。
ハンデ戦です。
年内最後の中京競馬での重賞競走/無冠の大器が初重賞タイトルを射止めるか!?
◎6プログノーシス
○15ソフトフルート
▲11カントル
△16マテンロウレオ
△1キラーアビリティ
△14トゥーフェイス
△13ダンディズム
△12バジオウ
△3ハヤヤッコ
昨年のGⅢ毎日杯では後のダービー馬シャフリヤールの0秒3差の3着、その時以来の重賞挑戦となる◎プログノーシス。デビューから大事にレースを使われ、ここまで通算(4・1・1・0)。2戦目のGⅢ毎日杯ではレコード決着の中、最後方追走から鋭く伸びて3着。優勝馬シャフリヤールは後のダービー馬、2着のグレートマジシャンもダービー4着馬で、ハイレベルな相手関係はもちろん、厳しい展開の中でも僅差まで追い上げた非常に価値がある結果。その後は自己条件を一度も躓く事無く3連勝でオープン入り、前走は予定していたGⅢエプソムカップを右トモの疲れで回避してからの休み明け、上がり最速(タイ)をマークするも、いつもより前目での位置も多少は影響した感じで2着。今回は叩き2戦目で前回より切れが増して来るはずで、前走を踏まえて後方でじっくり脚を溜めての競馬だろう。鞍上は急遽変更になったが、昨年のGⅢ毎日杯で騎乗経験がある藤岡祐介騎手ならそこまで心配はいらない。瞬発力はGⅠ級を感じさせる大器だけに、来年の大舞台へ向けて良い走りを期待したい。
3歳時にはGⅠ秋華賞3着、GⅠエリザベス女王杯6着と健闘した○ソフトフルート。昨年6月に準オープン戦を優勝、11月のGⅠエリザベス女王杯では後方15番手から上がり2位の脚で追い込んで4着と前年以上の結果を残した。2走前、休み明けでの秋初戦・新潟牝馬ステークスは1番人気に推されたが、プラス18キロの馬体、レースでは無理をさせない感じで最後方をゆったり走らせる形、上がり最速の脚で追い上げるも7着。馬体が絞れた前走のLアンドロメダステークスは後方待機からギリギリまで溜める競馬に徹し、ラストは上がり最速の脚を繰り出し3着と、2走目で大きな変わり身を見せた。ここは今季3走目で更に前進が期待出来るし、前走に続いてのハンデは53キロ。何より軽量馬に騎乗しての好騎乗が光る鞍上酒井学騎手にとってもチャンスが大きい馬が回って来た。脚質的に展開に左右される面はあるが、ラストは確実に自分の脚は使って来る馬で、GⅠ好走時くらい走れれば十分に上位を賑わしてくれるだろう。
2018年の日本ダービー馬ワグネリアンの弟としてデビューから期待は高かったが、ようやく今年オープン入り、いよいよ上昇気流に乗って来た▲カントル。3歳時は2勝をあげGⅡ弥生賞で3番人気5着と、それなりに素質の高さは見せていたが、休みがちで出世が遅れていた。しかし、1年1ヶ月振りの2走前ではスタートで出負けし、前半引っ掛かる面を見せていながらも直線は上がり最速33秒0の脚で差し切って優勝した。前走のGⅡアルゼンチン共和国杯はスタートが決まり、前目の好位に付ける競馬、道中の折り合いも付き、早めから促し加減で仕掛けて行ったが、直線で内ラチにぶつかった逃げ馬の煽りを喰らう形になってしまった。それでもゴールまで渋とく伸びて0秒2差4着と頑張ってはいたが、まともならもう少し際どいシーンになっていただろう。今回は叩き2戦目、距離も1800m〜2000mくらいがベストで位置取りにも融通が効く。鞍上にはミシュリフとのコンビやワールドオールスタージョッキーズなど日本でもお馴染み、今週から短期免許で騎乗する英国若手騎手のホープ、デヴィッド・イーガン騎手。ハンデも引き続きの54キロなら好勝負の期待は大きい。
馬券はプログノーシス中心の三連複で相手は手広く押さえたいですね。

