12月8日(木曜日)名古屋競馬場で2100mのダートグレード競走・名古屋グランプリは行われます。





昨年の名古屋グランプリはヴェルテックスが優勝。






発走は15:45です。


JRA、地元・名古屋各5頭、大井、浦和各1頭の計12頭で争われます。






生まれ変わった名古屋競馬の最高峰/東京大賞典へ名乗りを挙げる馬は登場するか!?





◎9ペイシャエス


○3セイカメテオポリス


▲12クリンチャー


△1ケイアイパープル


△8ヴァンヤール


△2ラーゴム





春はGⅢユニコーンステークスを優勝し、続くJpnⅠジャパンダートダービー2着、古馬相手の前走JpnⅠJBCクラシックでは3着と好走した3歳馬◎ペイシャエス。6月のGⅢユニコーンステークスでは先行勢に厳しいペースを好位4番手追走、直線では展開が向いた差し・追い込み勢の追撃を振り切る強い内容で優勝。続くJpnⅠジャパンダートダービーは不良馬場の中、勝ち馬の鞍上に上手く乗られた形で敗れたが、ラストまで渋とく伸びて2着。秋初戦、古馬との初対戦になったJpnⅡ日本テレビ盃は1番人気に支持されたが、休み明けが影響してか早めから手が動いて結果4着。それでも前走のJpnⅠJBCクラシックでは逃げるクラウンプライドに対し早めから勝ちに行く競馬、直線は前の2頭を目標に追い出されたテーオーケインズは突き抜けたが、ラストまでしっかり粘っての3着。安定して好位からひと脚を使えるタイプなので極端に崩れないし、何より一線級メンバーの前走から大幅に相手関係は軽くなる。右回りコースも中山、大井での走りから問題無いし、馬場状態も問わない。陣営的にもここはきっちり勝って、年末のGⅠ東京大賞典や来年のダートGⅠ/JpnⅠへ向けて弾みを付けたいところだろう。





昨年は戸塚記念を優勝、今年もハイレベルの南関重賞で3度の2着がある大井の○セイカメテオポリス。南関クラシック競走では好結果を出せなかったが、秋の3歳重賞・戸塚記念を7番人気ながらインコースから抜けて優勝、続くダービーグランプリでも3着と好走。今年は金盃、ブリリアントカップ、東京記念といずれも僅差の2着、2走前、金沢のJpnⅢ白山大賞典は中団追走から上がり最速38秒3の脚を使って追い上げ、勝ち馬ケイアイパープルには1秒0放されるも、2、3着馬とは0秒5差と力を見せる好内容。流石に前走のJpnⅠJBCクラシックは相手が強く9着に終わったが、自分なりの脚は使っていたし、そこまで悪い走りでは無かった。今回で3走続けての遠征競馬になるが、コース・馬場は問わず堅実な馬だし、2000m以上に対しての距離適性は非常に高い。固定観念を持たず、その馬の新たな一面を引き出してくれる名手吉原寛人騎手の手綱は魅力的で、ここはある程度JRA勢を見る位置を取ってきそう。前走から相手関係は軽くなるし、勝負どころから有力JRA勢が競り合う形になってくれれば、このメンバー構成なら馬券圏内の可能性は十分ある。





これまでGⅡ京都記念、GⅢみやこステークスなど芝・ダート合わせて重賞5勝、2018年のGⅠ凱旋門賞にも出走した▲クリンチャー。昨年末のGⅠ東京大賞典はオメガパフュームに半馬身差の2着と好走。今年は8歳になるが、3月のJpnⅢ名古屋大賞典で58キロを背負いながら上がり最速をマーク、詰め寄るケイアイパープルを抑えて優勝、年齢を感じさせない走りを見せた。JpnⅠ帝王賞は先行勢に厳しい展開を先頭で直線を向いたが流石に粘りを欠いて5着、相手関係も厳しかった印象。秋初戦の前走GⅢみやこステークスはレース前から陣営が懸念していたように休み明けが響いた感じで動きが重く10着。今回は休み明けを一度叩かれた上積みが確実に見込めるし、地方競馬場でのレースなので前走より追走も楽になるだろう。何と言っても外枠が有利な新名古屋競馬場、更に自分のペースで動き出せるので、この大外8枠12番は大歓迎。GⅠ東京大賞典へ向けて良い走りが期待出来そう。







馬券はペイシャエス中心の三連単で買いたいですね。