11月30日(水曜日)船橋競馬場で牝馬限定1800mハンデのダートグレード競走・クイーン賞が行われます。




昨年のクイーン賞はダイアナブライトが優勝。






発走は20:05です。


ハンデ戦です。


JRAから4頭、地元・船橋、川崎、大井、笠松各2頭、浦和、名古屋各1頭の計14頭で争われます。







年内最後の牝馬限定ダートグレード競走/中心はJRA勢も、軽ハンデの地方勢に好配を期待!




◎1グランブリッジ


○14テリオスベル


▲7ショウナンナデシコ


△10サルサレイア


△11コスモポポラリタ


△2リネンファッション


△8レディオスター





6月JpnⅡ関東オークス、8月JpnⅢブリーダーズゴールドカップと重賞連勝、前走ダート牝馬最高峰のJpnⅠJBCレディスクラシック2着の3歳牝馬◎グランブリッジ。阪神競馬場ダート1800mの1勝クラスを勝って挑んだ6月のJpnⅡ関東オークスでは逃げるラブパイローの2番手を追走、直線半ばで危なげなく抜け出し3馬身差の完勝。続く古馬との初対戦になったJpnⅢブリーダーズゴールドカップは早めに先頭に立つとラストは詰め寄るプリティーチャンスを抑えて優勝、重賞連勝を飾った。前走のJpnⅠJBCレディスクラシックではスタートで躓き、いつもよりやや後ろの位置、同じ3歳牝馬ヴァレーデラルナが早めから抜け出す強気の競馬で、それでもゴール前はしっかり伸びてクビ差2着と改めて能力の高さを見せた。今回のハンデ54キロはショウナンナデシコと比較すれば少し恵まれた印象で、この斤量なら前走くらい走れば押し切れる可能性は十分。コース・馬場状態は問わないので初の船橋コースも気にならず、前走はスタートで後手を踏んだだけに、今回の枠順なら鞍上的にも、よりスタートに集中するはず。ある程度脚を溜めてもひと脚は使える自在性はある馬だが、理想はやはり先行して抜け出すパターン。強力な逃げ馬不在だけにスタート次第では自らペースを作る可能性はある。2走前のように早め先頭からラストまでの粘り強さもあるだけに、ここもやはり上位争いは濃厚だろう。





今年の春から頭角を現し、準オープン、オープン特別を連勝、以降の重賞でも2着2回3着1回と好走振りが光る○テリオスベル。7月のJpnⅢマーキュリーカップは4コーナーで早め先頭からリードを広げ、直線は懸命に粘るがゴール前で僅かクビ差バーデンヴァイラーに差されて2着、続くJpnⅢブリーダーズゴールドカップは4コーナーからグランブリッジに並び掛けて行ったがラストは脚が上がって3着。それなりの走りは見せたが、道中インコースで砂を被っていたのが多少は影響したか。JpnⅡレディスプレリュードは外から3コーナー手前で先頭に立ち、そのまま直線を向かえたが、結果勝ち馬プリティーチャンスのアシストをする形になってしまい2着、それでもショウナンナデシコを抑えたあたりは地力を再認識させる内容。前走のJpnⅠJBCレディスクラシックはいつものように途中から仕掛け、4コーナーで先頭に立つ積極的な競馬、6着に敗れはしたが自分のスタイルに持ち込んでの結果で仕方ないところ。脚の使いどころは難しい馬で、ここもスタート次第でハナもあり得るが、大方は近走と同じく途中から早めに前へ競り掛ける競馬になるだろう。動きたい時に動ける外枠はこの馬にとっては魅力で、グランブリッジ、ショウナンナデシコが意識し合う展開で、2頭を出し抜くような競馬が出来れば。





今年は春に牡馬混合のJpnⅠかしわ記念を優勝、牝馬限定のJpnⅠJBCレディスクラシックは3着に敗退も、未だ牝馬ダート路線トップと言っても過言ではない▲ショウナンナデシコ。今年はJpnⅢTCK女王盃2着以降はJpnⅠかしわ記念などダート重賞4連勝、引退したマルシュロレーヌに代わる牝馬ダート路線の中心として名乗りを挙げて来た。前走のJpnⅠJBCレディスクラシックは好位のインコースに位置、勝負どころではびっしり進路を塞がれ全く動けない状況だったが、直線は内から渋とく伸びて3着と内容自体は悪くは無かった。今回はトップハンデ57.5キロを背負うが、7月のJpnⅢスパーキングレディーカップでは58キロで着差は僅かとはいえ優勝しており、特別気にする必要は無いだろう。トップハンデは力の証で、近2走も僅差の惜敗、あくまで展開ひとつで巻き返して当然の馬。確たる逃げ馬不在で、他の有力どころと同じでスタートにもよるが、この馬は5月のJpn1かしわ記念を逃げ切っているだけに、他の出方次第でハナに行く可能性は十分。近2走の敗退から、やや評価を落としている感じもあるだけに、陣営的にも巻き返しへ向け、勝負度合いは高いだろう。







馬券は固そうな感じも、配当妙味を考え、南関勢の3着狙いの三連単で買いたいですね。