11月27日(日曜日)東京競馬場で芝2400mの国際招待GⅠ競走・ジャパンカップが行われます。
昨年のジャパンカップはコントレイルが優勝。
発走は東京最終第12競走15:40です。
フランスから3頭、ドイツ1頭、地方・岩手から1頭が参戦。
日本が世界に誇る国際招待競走・ジャパンカップ/低調メンバーと言われる日本勢に対し、外国馬の馬券内突入は!?
◎15シャフリヤール
○8デアリングタクト
▲7テュネス
△6ヴェラアズール
△14ダノンベルーガ
△13テーオーロイヤル
△5グランドグローリー
△17ユーバーレーベン
昨年はGⅠ東京優駿・日本ダービー優勝、GⅠジャパンカップ3着、今年はGⅠドバイシーマクラシックを優勝した日本の総大将◎シャフリヤール。昨年のGⅠ東京優駿・日本ダービーは先に抜け出したエフフォーリアを上がり最速33秒4の末脚で内から差し切って優勝。GⅡ神戸新聞杯は馬場に泣かされて4着、続くGⅠジャパンカップでは直線半ばで前が詰まる不利があり、そこから態勢を立て直しての3着。今年は春のGⅠドバイシーマクラシックで先行する競馬で直線抜け出し、外から急追するブリーダーズカップターフ優勝馬ユビアーを抑えて優勝。アスコットでのGⅠプリンスオブウェールズステークスは馬場が合わなかったのか5頭立ての4着、前走GⅠ天皇賞・秋は帰国初戦で休み明け、仕上がり途上の中での5着。近2走は馬場・海外帰りなど敗因はあるが、やはり2400m付近の距離の方が合っている印象で、今回は休み明けを一度叩かれた上積みは確実に見込める。何より報奨金対象競走であるGⅠドバイシーマクラシックを優勝しており、ここを勝てば1着賞金4億円に加え、更に200万ドル(約2億8000万円)が交付されるだけに勝負度合いは最高潮と言えるだろう。あくまでも前走は叩き台、良馬場での府中2400mはベスト条件。今年のメンバー構成なら普通に考えても頭ひとつ抜けた存在だろう。
GⅠ宝塚記念で3着も、秋の2戦はいずれも案外な6着。完全復活が期待される一昨年の牝馬三冠馬○デアリングタクト。牝馬三冠達成後に挑んだ一昨年のGⅠジャパンカップではアーモンドアイ、コントレイルに次ぐ3着、しかし昨年は香港・GⅠクイーンエリザベスⅡ世カップ3着後に右前繋靭帯炎を発症。約1年の休養がありながらも、今年5月のGⅠヴィクトリアマイル6着、GⅠ宝塚記念3着と流石の走りを見せたが、一時を思えば物足りず、秋の2走は更に鳴りを潜めた結果。2走前はペースに対しての位置取り、前走は馬場と、ある程度の敗因は分析出来るが、この馬の力を考えれば明らかに負け過ぎている。今回は中1週での出走、鞍上に外国人ジョッキーを起用と陣営も何とかきっかけを掴もうとしている。正直ここで変わり身を見せなければ厳しい感じはするが、目覚めれば当然首位争いになる。
今年は外国馬が4頭参戦、その内の1頭であるドイツの▲テュネス。デビュー戦での2着以降は連勝で重賞制覇を飾るも左膝の故障で休養、独ダービーは無念の回避。それでも無理をさせなかった事が功を奏してか、復帰戦を5馬身、独セントレジャーを8馬身、前走のGⅠバイエルン大賞を10馬身差で楽勝、素質が開花し現在5連勝。勝利はいずれも稍重〜不良と、力の要る馬場が主流のドイツ競馬だけに、日本の高速馬場への適性が一番のポイントになるが、陣営曰く夏頃からGⅠジャパンカップへの出走プランがあったように、馬場に対してもそれなりに順応出来ると踏んでいるのだろう。単純に時計だけ見れば厳しい印象だが、これまでの勝ちっ振りに加え、兄は昨年の凱旋門賞馬トルカータータッソという良血から、持ったポテンシャルは非常に高い馬。近2走は逃げ切りでの優勝だが、もちろん無理にハナに行っていた訳ではなく、あくまでも自分のペースで走ってのもので、控える競馬でも勝っているように位置取りの融通は効く。東京ダートコースでの走りからは素軽さを感じさせており、日本の馬場に対応して来そうな雰囲気は十分。
馬券はシャフリヤール中心の三連複、馬単で買いたいですね。