11月12日(土曜日)阪神競馬場で芝1600mの2歳限定重賞・デイリー杯2歳ステークスが行われます。





昨年のデイリー杯2歳ステークスはセリフォスが優勝。






発走は15:45です。







幾多の名馬を輩出して来た伝統の2歳重賞/将来性豊かなメンバーが揃った一戦!






◎8クルゼイロドスル


○6シルヴァーデューク


▲10オールパルフェ


△1ショーモン


△2ダノンタッチダウン





新種牡馬ファインニードル産駒◎クルゼイロドスルのデビュー戦は好スタートを決めて好位を追走、直線は多少ヨレ加減になりながらも2着。勝ち馬は驚異の上がり31秒4をマーク、次走のGⅢアルテミスステークスでもスムーズとは言い難いレースでクビ差2着に来たリバティアイランド。自身も先行しながらの上がり32秒4なら負けて仕方無しの内容。休みを挟んで仕切り直しの一戦となった前走は少しゆっくりしたスタートから中団で脚を溜める競馬。直線に入ってからは抜群の手応えで仕掛けを待つ余裕があり、結果上がり最速の脚で着差以上の完勝。父はスプリントで名を馳せたファインニードル、前走は多少口を割り加減の追走だったが、そこまで折り合いを気にするほどではなく、距離に不安があるなら陣営もデビューからもう少し短い距離を使っていただろう。能力的には初戦の内容から優に重賞級は明白で、マイルに於けるとりあえずの持ち時計はNo.1、先行・差しと自在性がある脚質も魅力。後は右回りへの対応だけ。





シルバーステート産駒○シルヴァーデュークは前走重賞で3着。デビュー戦は馬っ気を出し、スタートで出負けと若さを見せながらもラストは脚を伸ばして3着。2戦目は好位からの上がり最速できっちり優勝。前走のGⅢサウジアラビアロイヤルカップは自身より前に居た2頭がそれぞれ1、2着、自身も付けた位置をそのまま守る形の3着と、勝ち馬からの0秒6差は前残りの馬場で、あまり参考にならない着差。デビュー戦の勝ち馬ラヴェルはGⅢアルテミスステークスでリバティアイランドを抑えて優勝しており、前記の事がありながらも0秒3差、まともならもっと際どい勝負になったと思われ、能力は重賞でも十分通用するだろう。脚質に融通は効くタイプで初コースも特に気にならない。





関東馬・リアルスティール産駒の▲オールパルフェはデビューからの2戦はいずれもハナを切る競馬で2、1着。6月のデビュー戦は特別好スタートを切った訳では無いが内枠だった面もありハナへ、直線に入って後続を放しに掛かるが、残り200m付近でノッキングポイントの瞬発力に屈した形で交わされたが、しっかり2着を確保、3着馬には2馬身差を付けている事から敗れはしたが悪くない内容。中山に舞台を移しての前走は好スタートからハナに立ち、ペースを落としてしっかり脚を溜めると直線はあっさり抜け出し、ラストは手綱を抑え加減で完勝。2戦ともに引き放しての逃げでは無いが、その分直線はもうひと伸び出来るタイプの逃げ馬。今回は重賞メンバーで相手は強くなるが、ここもハナは濃厚。2歳の時期だけに、他の有力どころは今後の為にある程度折り合いを付ける競馬になりそうで、前への意識が少しでも薄くなってくれそうなのはこの馬にとっては追い風になる。相手は気にせず、とにかく自分の形で。







馬券はクルゼイロドスル中心の馬単で買いたいですね。