11月5日(土曜日)東京競馬場で芝1400mの2歳重賞・京王杯2歳ステークスが行われます。





昨年の京王杯2歳ステークスはキングエルメスが優勝。






発走は15:35です。






暮れの2歳GⅠを目指す2歳馬による重賞競走/今年は将来の1400〜マイル路線を担う大物登場か!?



◎14ヤクシマ


○9エナジーチャイム


▲18ロンドンプラン


△10オオバンブルマイ


△5ミスヨコハマ


△12ブーケファロス


△4ペースセッティング


△16スピードオブライト





デビュー戦、オープン特別と、確かな末脚を見せているイギリス生まれの外国産馬◎ヤクシマ。小倉芝1200mのデビュー戦はゆっくりしたスタートから中団待機、3〜4コーナーであっさり先団に取り付くと直線は楽に抜け出して着差以上の強さを見せて優勝。前走のききょうステークスはまずまずのスタート、道中は僅かにハミを噛むような面はあったが、直線は外から鋭く伸びてアロマデローサの3着。レコード決着の中を上がり最速の脚で0秒3差、それも外を回してのもので、ロス無く立ち回った上位2頭より内容は濃いレースだった。父ハヴァナグレイは現役時代に優勝したGⅠフライイングファイヴステークスなど重賞3勝はいずれも5F戦だが、父系はガリレオからくる血統で、ある程度の距離延長は対応出来そうだし、現に前走は1400mでもそこまで問題無くこなした。末脚が存分に生きそうな府中は非常に合うだろうし、デビュー前から良い動きを見せて評判になっていた馬で、前走も高い素質を改めて感じさせる走り。重賞のここでどんな走りを見せてくれるか楽しみ。





新潟芝1600mのデビュー戦を逃げ切って優勝、続けての左回りで重賞に挑戦する牝馬○エナジーチャイム。デビュー戦は好スタートからスピードを生かしてハナへ、緩い流れでレースを作ると直線半ばまで楽な手応え、残り200m辺りからショウナンアレクサに詰め寄られたも、これを退けて優勝。着差は僅かだが、半馬身差まで馬体を併せられてからは終始抜かされる感じも無く、高い勝負根性を見せた。父はエフフォーリア、デアリングタクトなど活躍馬を多数輩出しているエピファネイア、母系にはワールドプレミア、ワールドエース、ヴェルトライゼンデなどのGⅠ/重賞ウイナーがいる名血。エナジーチャイム自身もまだ隠し持った素質がありそうで今後更に強くなりそうだが、早くも重賞に使うあたりは現時点でも陣営はそれなりに勝負になると踏んでの事だろう。二の脚を使って押し切ったデビュー戦の内容からは控える競馬にも対応は出来そう。牝馬ながら同日阪神競馬場のGⅢファンタジーステークスに向かわなかったのは恐らく長距離輸送を気にしての事と思うが、続けての左回りを使いたかった面もあるのだろう。小柄な馬なので極端な馬体減が無ければ良い走りを見せてくれると思う。





4番人気で挑んだ前走のGⅢ小倉2歳ステークスはスタートで大きく出遅れながらも直線最後方から13頭をごぼう抜き、衝撃の走りを見せた▲ロンドンプラン。小倉芝1200mのデビュー戦は抜群のスタートから好位3番手を追走、4コーナーで先頭に並びかけると直線残り200mで一気に抜け出して完勝。前走のGⅢ小倉2歳ステークスはスタートで立ち上がり加減になり3〜4馬身の出遅れ、道中は後方2番手からも大きく放れた最後方、追っ付けながら馬群に取り付くと、更に直線で一瞬行き場を無くしかけスムーズさを欠いたが、スペースを確保すると一気に他馬を差し切る強い競馬。父は今年の新種牡馬グレーターロンドンで、既にJRAでは同馬を含め4頭が勝ち上がり、地方でも兵庫の大物候補アズグレーターなど、早い時期から活躍馬を輩出しているが、もちろんGⅢ勝ちを飾ったロンドンプランが現時点での代表産駒。前走は出遅れによって逆に新たな一面が見られたが、デビュー戦のように好位からでも競馬は出来るし、恐らく位置取りを問わずラストはきっちり脚を使える馬なのだろう。3コーナーから追っ付けて加速した前走の走りから1Fの距離延長はプラスに働きそうだし、末脚を生かす競馬をするなら広い東京コースは非常に魅力的。







馬券はヤクシマ中心の三連複で買いたいですね。