文化の日の11月3日(祝・木曜日)盛岡・門別競馬場で地方競馬の祭典・JBC競走が行われます。









昨年のJBC2歳優駿はアイスジャイアントが優勝。






門別9レース 発走は18:00です。


JRAから5頭、地元・北海道8頭の計13頭で争われます。






馬産地ホッカイドウ競馬の意地と誇りを感じるJBC競走の2歳部門/地元勢のタイトル奪還か中央勢の連覇か!?




◎11ベルピット


○5スギノプリンセス


▲4オーマイグッネス


△1ナチュラルリバー


△3リアルミー


△6ゴライコウ


△9テレパシー


△13リアルガー





通算5戦4勝、既に2つの重賞タイトルを持つ◎ベルピット。デビュー戦は7馬身差の圧勝、2戦目は距離延長にしっかり対応しオーマイグッネスを半馬身交わして優勝。ブリーダーズゴールドジュニアカップは勝負どころから前2頭が引き放して行く展開になったが落ち着いて対応、直線はインコースからあっさり抜け出した。2走前のサッポロクラシックカップはスタートからぴったりオーマイグッネスを見ながらレースを進め、直線は馬体を併せた一騎討ちの末3/4馬身先着、デビューから無敗の4連勝を決めた。前走のサンライズカップは同厩オーマイグッネスの2着に敗れたが、直線は完全に交わしたと思われたところを相手に僅かハナ差差し返されてのもので勝ちに等しい内容。これまでのレースを見てもスタートは安定し、すんなり好位に付けれるセンス、道中の折り合い、勝負どころからの反応と、非の付けようが無いレース振り。更に馬場状態・展開を問わず力を発揮して来る強さは現時点ホッカイドウ競馬2歳戦線ではトップクラスで、ハイレベルな当地の2歳馬らしく、同馬の競走馬としての完成度は非常に高い。JRA勢相手のダートグレード競走でも地元の大将格としてきっちり上位争いしてくれるだろう。





通算7戦4勝、2歳牝馬中距離重賞・ブロッサムカップで初の重賞勝ちを飾った○スギノプリンセス。1100mでのデビュー戦は逃げ切りを許して2着に敗れたが、1500mの2戦目は7馬身差の圧勝。1600mの認定戦、1700mのオープン特別と、いずれも好位からの抜け出しで完勝。前走のブロッサムカップは勝負どころの3コーナーまで外目できっちり折り合って追走、直線手前からインコースに切れ込んで先頭に立つと楽に抜け出し、残り200mを切った辺りではほとんど流す形での楽勝。デビュー戦以降の成績を見ても分かるように、距離を伸ばして良さが出て来た馬で、前走の走りからレースを重ねる毎に強くなっている印象。中距離に高い適性があるので今回の距離延長もプラスに働くだろうし、むしろ更にパフォーマンスを上げて来る可能性もある。多くの道営馬に言える事だがレース経験の浅いJRA勢とはキャリアの差があるし、現時点での完成度も高い。後はスムーズな競馬が続いているので、陣営のコメントにもあるように、もまれたレースでも上手く対応出来るかだろう。能力は十分通用する。





通算6戦2勝、同厩ベルピットに悔しい3連敗も、前走で同馬を抑え重賞初制覇を決めた▲オーマイグッネス。デビュー戦はスタート一息で流れに乗れず3着に敗れたが、2戦目は7馬身差の圧勝。以降の3戦はいずれもベルピットに敗れての2着。前走のサンライズカップは馬場も味方したが、直線でベルピットとの激しい叩き合いになり、ゴール前でハナ差先着し雪辱。1700mを使われ出してからも距離延長にしっかり対応し、前走も1800mで勝利。何よりスタートが安定して来たし、1コーナーまでに楽な形で先行力を生かせるようになったレース振りから著しい成長が感じられる。今回は重賞ウイナーとして地元の大一番になるが、JRA勢を含め、先手を主張する馬が居れば行かせれば良いし、これまでの走りから控える形でもレースは組み立てられる。ベルピットとの能力比較から、このメンバーでもロス無く立ち回れば差は無いだろう。







馬券はベルピット中心の三連単で買いたいですね。






続いてはJBCクラシック。





昨年のJBCクラシックはミューチャリーが優勝。






盛岡12レース 発走は18:40です。


JRAから7頭、地元・岩手、大井、金沢、船橋各2頭の計15頭で争われます。





ダート競馬の選手権距離・2000mで争われるメイン競走/昨年は地方勢の快挙も、今年はJRA勢の上位独占か!?



◎4クラウンプライド

○13テーオーケインズ

▲8ペイシャエス

△11カフジオクタゴン

△12オーヴェルニュ

△6メイショウハリオ

△1セイカメテオポリス




3月のGⅡUAEダービーを優勝、5月にはダートの本場アメリカの最高峰・GⅠケンタッキーダービーに挑戦した◎クラウンプライド。デビューから2連勝で向かえたLヒヤシンスステークスはスタート一息、更に外を回るロス、展開が向かない形になって6着。ドバイへ遠征してのGⅡUAEダービーでは積極的な競馬で先行、直線は早めからの抜け出しで完勝した。GⅠケンタッキーダービーは先行勢壊滅の超ハイペースを2番手から進み、直線は失速し13着。帰国初戦、古馬との対戦になった前走のJpnⅡ日本テレビ盃は2着に敗れたが、展開が向いた勝ち馬の決め手がハマった印象で、勝ちに行く競馬での半馬身差2着なら十分と言える内容。今回は海外遠征明け・休み明けを一度叩かれた上積みは確実に見込めるし、引き続きの鞍上、左回りが続くのも良い。好位で脚を溜めての直線抜け出すイメージで上位争い濃厚か。




昨年はGⅠチャンピオンズカップを楽勝、JRA賞最優秀ダートホースに輝いた○テーオーケインズ。今年は海外・GⅠサウジカップへ挑戦、好スタートを決めたがグリップが効かず、更にキックバックを受けながらで追走にも苦しみ8着に敗れた。帰国後は休養に充て、復帰戦のGⅢ平安ステークスは59キロの斤量で好位からの抜け出しで完勝、改めて貫禄を見せた。前走のJpnⅠ帝王賞は良い位置でレースを進めたが、直線は一気に後ろからの馬に遅れを取っての4着。敗因ははっきりしないが、レース振りからは上位3頭と瞬発力の差が出た印象で、直線に入るまでにもう少し前を意識、後続を放してして行くレースをするべきだったか。これまでの実績を考えると明らかに力負けでは無いし、通算(4・0・1・1)の左回り、休養を経て立て直された今回は見直しは必要だろう。外目の枠になったが、道中スムーズに追走、動きたい時に動ける枠と前向きに捉えたい。




GⅢユニコーンステークス優勝、JpnⅠジャパンダートダービー2着、ダート3歳世代トップホースの1頭である▲ペイシャエス。格上挑戦で出走した伏竜ステークスは強い上位2頭と接戦の末3着と健闘、続く自己条件を楽勝。青竜ステークスは先行勢に厳しい展開を2番手から進み5着、GⅢユニコーンステークスも速いペースを好位4番手からレースを進めたが、展開の恩恵を受けた差し・追い込み勢の追撃を抑える強い競馬で優勝。JpnⅠジャパンダートダービーはノットゥルノの2着に敗れたが、厳しい馬場でもラストは渋とく伸びて勝ち馬に3/4馬身差まで迫った。前走のJpnⅡ日本テレビ盃は休み明けに加え、古馬との対戦、1番人気に支持されたが勝ち馬から0秒7差の4着。陣営曰く前走は深い砂が合わなかったようで、今回の盛岡は地方の競馬場でも時計が出るコース、雨が降れば尚良いだろう。距離自体はJpnⅠジャパンダートダービーの走りから全く問題無いし、GⅢユニコーンステークスの内容から速いペースで先行してもラストまで渋とく脚を使える。夏を越えて成長が期待出来る3歳馬だし、前走の敗戦で人気が落ちるなら。






そこまで荒れる感じはしないので、馬券はクラウンプライド中心の三連単で、オッズを見ながら上手く金額の強弱を付けて買いたいですね。



尚、11月3日(祝・木曜日)JBC競走はグリーンチャンネルで14:00〜16:30(ジュニアグランプリ、OROカップ)、16:30〜19:30(JBC4競走)の「グリーンチャンネル地方競馬中継」、BSフジでも16:00〜19:30の「ダート競馬の祭典 JBC2022」で生中継されます。




それでは皆さん、グッドレースを!!