10月19日(水曜日)浦和競馬場で南関東所属馬による2000mの重賞競走・埼玉新聞栄冠賞が行われます。
昨年の埼玉新聞栄冠賞はタービランスが優勝。
発走は15:55です。
地元・浦和、船橋各5頭、川崎、大井各1頭の計12頭で争われます。
SⅢの格付け以上の豪華メンバーが集結/3連覇の偉業に挑む古豪の走りにも大注目!!
◎11ランリョウオー
○1エルデュクラージュ
▲12タービランス
△2マンガン
△4タカジョー
△8リッカルド
2歳時からトップクラスの活躍を見せていたが、4歳になって本格化、地元・浦和で重賞3連勝を狙う◎ランリョウオー。デビューから安定した先行力を武器にJpnⅠ全日本2歳優駿2着、雲取賞優勝とクラシックでの活躍が期待されたが、羽田盃3着後に残念ながら骨折し東京ダービーは断念。復帰後は初戦こそ11着に大敗したが、馬体を絞っての2戦目で1着。復帰3戦目で4着に敗れ、1600mから距離を伸ばした4月から9月まで現在重賞2勝を含む4連勝、2走前の大井記念ではGⅠ馬ノンコノユメを抑え、初距離・2400mの前走東京記念は長距離の強豪を退けて優勝した。現状2000mくらいが合っているし安定して好位に付け、直線でひと脚が使える器用な馬なので、小回り地元コースはより持ち味を生かせる。地元・浦和では5戦4勝2着1回、3走前には今回と同舞台でオープン特別を優勝しており、コース適性は非常に高い。今季2走目で状態は更に上昇、大きく崩れる事は考えにくく、人気でも馬券の軸はこの馬か。
JRA在籍時は2020年のLブリリアントステークス優勝、昨年のJpnⅡダイオライト記念2着など計7勝をあげた○エルデュクラージュ。船橋への転入初戦・勝島王冠11着を叩いての2戦目・報知オールスターカップではノーヴァレンダの独壇場になったが2着と気を吐くと、続くJpnⅠ川崎記念は一気の相手強化ながら3〜4コーナーで先頭に立つ積極的な競馬、直線でチュウワウィザードには放されたが、その他の強豪を抑えて2着を死守した。JpnⅡダイオライト記念は不良馬場を味方に主導権を取って逃げ切ったノーヴァレンダの前に持ち味を発揮出来ず7着。近2走は再び積極的な競馬を見せており、前走の盛岡・JpnⅢマーキュリーカップでも上位から差のある6着も、JRA勢を含む強力メンバー相手に悪くないレース振り。今回の浦和コースは初めてになるが、左回りの中長距離なら競馬場を問わない馬だし、この枠ならJpnⅠ川崎記念のようなレースをイメージしやすいだろう。バテない特性を生かした積極的な競馬で上位争いを期待。
2020年、2021年の埼玉新聞栄冠賞を連覇、今年2022年は同一重賞3連覇の偉業が懸かる▲タービランス。今年9歳、ホッカイドウ競馬在籍時を含め、これまで重賞7勝をあげている古豪で、2016年の羽田盃優勝など常に南関重賞路線で上位争いを続けて来た。8歳の昨年は重賞2勝、JpnⅠ川崎記念4着、JpnⅡ浦和記念2着、年末のGⅠ東京大賞典でも0秒9差7着と十分な内容を残した。今年初戦のJpnⅠ川崎記念は3コーナーから勢い良く上がって行った矢先に4コーナーでジョッキーが落馬するアクシデントに見舞われたが、休養し立て直された前走9月のオープン特別は厳しい馬場状態の中でもしっかり脚を使って2着と改めて地力を見せた。良い走りだったが、あくまでも前走は叩き台、休み明け2戦目の上積みは確実に見込め、3連覇が懸かる今回こそ本領発揮の舞台。大外枠は良いとは思わないが、自在性がある脚質なのでそこまで気にする必要は無いだろう。9歳ながら偉業達成に挑む同馬の渾身の走りには大いに注目したい。
馬券はランリョウオー中心の三連単で買いたいですね。

