8月16日(火曜日)盛岡競馬場で1200mのダートグレード競走・クラスターカップが行われます。
発走は16:40です。
JRAから5頭、地元・岩手4頭、名古屋3頭、笠松2頭の計14頭で争われます。
※4番リメイク号は馬体故障の為、競走除外になりました。
夏のダートスプリント重賞/今年はJBCスプリントを見据えた重要な前哨戦に!
クラスターカップは1996年に中央・地方全国交流重賞として盛岡競馬場で創設されました。
翌1997年にダートグレード競走のGⅢに格付け、2007年、2008年は水沢競馬場ダート1400mで実施されましたが、その2年以外は盛岡競馬場ダート1200mで定着されています。
歴代優勝馬にはアグネスジェダイ、プライドキム、バンブーエール、サマーウインド、タイセイレジェンド、ラブミーチャン、ダノンレジェンド、ブルドッグボスなど。
中央・地方合わせ、夏場唯一のワンターン6Fのダートグレード競走で、秋の大舞台を見据えて今年も好メンバーが揃いました。
路線的にはここから東京盃→JBCスプリントへ向けてのステップ競走になりますが、今年のJBC競走・JBCスプリントは盛岡競馬場ダート1200mという事で、同舞台のクラスターカップは例年以上に重要な前哨戦となりそうです。
今年の出走馬を見渡すと、JRAからはダートスプリントの強豪が揃い、顔ぶれからは明らかに今年のJBCスプリントを見据えているであろう存在も見受けられます。
対象的に地方勢は厳しい戦いを用いられそうですが、秋へ向けてしっかり各馬の走りをチェックしておきたいですね。
◎14リュウノユキナ
◯1ダンシングプリンス
▲13オーロラテソーロ
△11ジャスティン
ハイレベルなメンバーが揃うJRA3歳ダートオープン競走を連勝、距離短縮で前走からの巻き返しを図る3歳馬◎リメイク。
デビューから安定した先行力で堅実に走り、今年2月の1勝クラスから3月、5月のオープン特別と3連勝。2走前、3走前のオープン特別は好位からの抜け出しで正に完勝、特に前走はメンバー唯一の57キロを背負ってのもの。続けて2着に抑えたジレトールは6月に古馬相手の2勝クラスを単勝1.4倍の圧倒的支持に応えて快勝しており、リメイク自身は重賞クラスの古馬と初対戦と単純比較は出来ないが、水準より高い能力の持ち主と判断して良いだろう。1番人気に支持された前走のGⅢユニコーンステークスは6着に敗れたが着差は僅かで、そこまで悲観する事は無い。それでもすんなり好位を確保出来るレースセンスから、現状はマイル以下の距離の方が合いそうで、今回の距離短縮は大きな魅力。古馬との比較上51キロの斤量も魅力で、川田騎手を配して勝負度合いは高く感じられる。
昨年のクラスターカップは3馬身差の完勝、連覇を狙う◯リュウノユキナ。
昨年は一気に本格化、重賞2勝、オープン特別2勝と、ダートスプリント路線トップホースの1頭に成長。金沢で行われたJpnⅠJBCスプリントはベスト舞台と言えない1周コースの1400mが祟ってか5着と不完全燃焼に終わった。しかし、その後はベストのワンターン1200mに戻ると2着3回、3着1回と、勝ち切れてはいないが、高いパフォーマンスで安定。右回り・左回りは問わず、昨年のクラスターカップの楽勝振りから盛岡コースに対する適性は非常に高い印象を受ける。今回は柴田善臣騎手負傷の為、村上忍騎手に乗り替わるが、地元コースを知り尽くす騎手だけに心配はいらないだろう。ダンシングプリンス、ジャスティンが前を引っ張る流れは大歓迎で、あまり放されず前を射程圏に入れた位置で直線を向かえたい。
昨年12月のGⅢカペラステークスから今年2月のGⅢリヤドダートスプリント、6月のJpnⅢ北海道スプリントカップとダート1200m重賞を3連勝、完全に本格化した▲ダンシングプリンス。
JRAでデビューし、地方・ホッカイドウ競馬を経て、JRAへ再転入、これまで安定した成績を残し、崩れたのは速いペースでハナを切った今年の大和ステークス6着のみ。非常に優れたスピードの持ち主で、今年2月のGⅢリヤドダートスプリントでは世界の強豪を全く問題にせず楽勝、6月のJpnⅢ北海道スプリントカップはラストこそ2着馬にクビ差まで迫られたが、休み明けでの帰国戦と考えれば十分な走りで、きっちり勝ち切った事を素直に評価するべきだろう。盛岡コースは初めてになるが、海外でも勝っているように競馬場は問わない。今回はメンバー的にジャスティンとのハナ争いが重要だが、仮にジャスティンが無理に主張するようなら番手でも対応は可能。その辺りはルメール騎手なら上手く騎乗して来るだろう。
馬券はリメイク中心の三連単で買いたいですね。

